大塚ムネトの不定期日記

稽古前にコンビニで買い物をしたら、またしても合計金額が６６６円！「またオーメンかよ！」と、妙な気分。ちなみに買ったのは、「レモンウォーター１５０ｍｌ」「リョーユー銀チョコ」「ウィダーｉｎゼリー」「からあげクンレッド」の４品。ローソンでこの４品を買うと６６６になるよ。

稽古場で話したら、「数字どうこうより、買った食品のバランスの悪さの方が問題では」と突っ込まれる。だって、どれもボクの大好物だし・・・。

今日は、ドーム興業部のギンギラ担当だった方にご挨拶。午後から百道のヤフードームへ。思えば、ボクが主宰のギンギラはここから始まった。待ち合わせより早く行って、しばらくドームの周りを歩き回る。で、「この道をしょんぼり歩いたなぁ」とか「このカフェで目標を語ったなぁ」とか、色々あった思い出の場所でしみじみ。

担当だった方は、今でもつきあいがありホールにもいつも観に来てくれている。今年はオープン戦のチケットをたくさん用意してくれて、ギンギラメンバーも大喜びで行っていた。

今日は挨拶がてら懐かしい話を色々。その後はグランドへ。選手達を間近に見ながら、一塁側客席でまた昔話など。「ちょうどマイケルジャクソンが来た時、ギンギラも公演だったよねー」とか「チンパンジーのバブルス君にも専属コックがいて驚いたよ」とか。

夕方からは音響の遠藤さんと打ち合わせ。ドームで待ち合わせして遠藤さんの車で移動。この車が格好良かった。ワーゲン製であまり国内にないタイプとのこと。さすがこだわりの遠藤さん。

夜はギンギラ古株が集合。入籍が決まった女子を囲んで鍋会。ドームから始まってこの鍋会と、今日は１０年を振り返る日だった。

某キャラが「おバカソング」にあわせて登場するので、今日の稽古はまず歌の録音から。が、ボクが体調を崩して稽古に遅れてしまった。せっかくの録音日なのに、自分の不調が原因で中止かと思うと、申し訳ないやら悔しいやらですっかりブルーな気分。

しょんぼり稽古場につくと、みんながワイワイやっている。なんと、せっかくだからと自主的に録音を色々試していてくれたのだ。これは嬉しかった。元々この歌はみんなで歌詞や振り付けを考えていたので、イメージの共有がしっかり出来ていたのがよかったんだと思う。

もちろん、みんなが試しで歌った分をそのまま本番に使うことに決定。ホント嬉しかった。

ボンバルディア機の不具合が続いている。この機って、引退したＹＳ－１１の後を受け継いでるんだよね。航空法の改正で飛べなくなっただけで、まだ十分役に立てるＹＳさんは悔しいに違いない。「俺を飛ばせっ！」ってね。

ここは思い切って運休させて徹底的に点検をしてほしい。いっそＹＳを法改正にあわせて改造し、また飛ばせば・・・。

今朝の新聞を見て驚いた。国内１０１ある主要活断層のうち、天神の下を走る警固断層が「全国で１０番目に危険」とのこと。もし地震が起きれば、マグネチュード７以上だって！

これって、２年前の地震と同じ規模。

母親が東京にすむ僕は、遊びにいくたびに、「東京は地震が怖いよね、その点福岡は地震なんかほとんど無いから・・・」なんて言っていたのに。危険ベスト１０位とは。ちょうど地震から２年目にこんな事実が判明するとは。

「地震を忘れずにしっかり備えろよ！」ってことなんだろうなぁ。

ＤＭでも告知しているが、４月公演は「懐かしい場面」と「新作場面」の合体作品。で、今、新作部分がどんどん増えている。だって、せっかくの１０周年だし、１０年分のおバカを全て盛り込みたいんだよね。前回同様９０分を目指していたけど、この分だと１２０分になるかも。

今日の稽古で、「もし削るとしたらどこだろう」という話をしてみたら、みんなは「どの部分も削りたくないですよね」と答えてくれた。何とか短くしないといけないんだけど、「どれも好きだ」って言ってくれるのが嬉しかった。もちろんお客様に喜んでもらうのが目的だけど、１０周年を共に活動してくれた役者達にも楽しんで欲しい。

そもそも１０年分だもん２時間でも足りないよ・・・てのはワガママだよね。わかっているけど・・・うーん。

今日の稽古は、まず現在書き直し中の第４部を途中まで読んでから第３部の後半へ。途中で、昔ギンギラに出演していた女優から「東京で入籍しました」というお知らせメールが届きビックリ。ちょうど１０年前の激動期に参加していた子なので、ギンギラ古株メンバーでしばし感慨にふける。

稽古中に昨日歌った仮歌の披露。が、すぐに修正が必要なことがわかり一回聞いて役目を終了。ああ、なんて短かすぎる歌手生活。

稽古の終わりかけに、前回公演から休んでいるゲン（スーパーマーケット三国志で三輪トラック役。現在調理師を目指しお休み中。）が見学に来る。稽古後にゲンの差し入れ「ティラミス」をみんなで食べたが、これがビックリするぐらいおいしい。甘すぎない上品なクリームと、絶妙な舌触り。さらにビックリだったのは、何とこのティラミスがゲンの手作りだったこと！

甘くてビックリな一日だった。

夜７時から西鉄ホールにて制作会議。アンミックス、ピクニック、西鉄ホール、ギンギラからそれぞれが出席。チケット配券状況、当日の受付まわりの事などを全体で共有する。

会議のあとはアンミックス事務所で音楽の打ち合わせ。４月公演では、某キャラ（ボクじゃないよ）が「歌いながら登場」する。歌の相談をしていたら、「今すぐ録音して色々試せるよ。」とのことなので、じゃあと悪のりして「練習用の仮歌」を歌ってみた。別にボクが歌う必要はないのだが、レコーディングが楽しくて、調子に乗って歌った。あー気持ちよかった。さっそく明日土曜の稽古場で御披露目しよう。なお、本番用レコーディングは、後日全員でする予定。４月はキャラ軍団が、おバカに歌う場面もあるのでお楽しみに！

歌ったあとは石川さんと制作会議で持ち帰りとなった課題の相談。今日は稽古が休みなので、打ち合わせが集中。

朝から一日原稿。番組アイデアのまとめ、脚本作業をやりつつ、今日締め切り分の原稿を書き上げてメールで送る。夜は稽古。今日は４部構成の第３部を最初から。すでに前半部は大まかな稽古が済んでいるので、役者に任せていた部分の確認と修正など。

今日の稽古場は、制作スタッフ、受付スタッフ、取材の記者さんなど、見学が多い。人数の多い笑い声は役者にとって嬉しいエネルギー。ただ、まだまだ稽古途中で完成形ではないので、「嬉し恥ずかし」と言ったところか。

帰りにコンビニで立ち読み。今発売中のビックコミック読み切り「銀河鉄道９９９」。敵キャラは、相手の心を食べる邪悪な存在。「他人の心で生きようと思う者、富を得ようと考える者は必ず滅びる・・・」というセリフ。

松本先生、やはりあの事件のことですか？

「東急ハンズが博多駅出店に向け最終調整へ」との報道が！ついにこの時が来たか。旧ＮＨＫ跡地（今の岩田屋新館）やＢｉＶｉなど、新しいビルが出来るたびに、これまでも何度もハンズ出店の話が出ていた。

天神コアの紀伊國屋あとには、１０９が出店希望を表明したし、ジークスにはロフトが来るかもしれない。さらに第２キャナルも気になるところ。

第４次に向けて、街がざわざわしだした！もちろん、出来る限りギリギリまでの情報を芝居には盛り込むつもり。期待しててくれよ！

午後から、先日取材をうけた日経新聞用の写真撮影。担当記者さんは、全国版でボクらの記事を書いてくれた方で、その後、秋公演で上映した「ＹＳ搭乗記」にも力を貸してくれた、本当に頼りになる方。今日の撮影は、ＹＳ取材で同行したカメラマンさん。嬉しい「ＹＳ取材トリオ」の再会だった。

撮影のあとはＴＶＱで打ち合わせ。年末に放送した「経済ＮＯＷスペシャル」が、局内で好評とのことで、ぜひ第２弾をという相談だった。早ければ５月に再びギンギラ太陽’ｓが番組に登場するかも。

夜は稽古。今回の芝居は、「流通の歴史」であると共に「おバカギンギラの歴史」でもある。初期のバカバカな場面から始まるが、ライブ的な場面では瞬発力がかなり重要。感覚を磨きながら細かく稽古。

午後からＮＨＫへ。「九州劇場」というラジオドラマ脚本の審査を頼まれていたのだ。事前に、最終審査に残っている作品を渡されていたので、今日は審査員と現場スタッフで絞り込んでいく日。１００編を超える応募作から、入選作１編と佳作２編を選ぶ。自分も脚本を書く身なので、作品にまとめ上げる苦労や、愛着はよくわかる。そりゃあ、真剣に一作一作と向き合って考えた。

審査のあとは福岡市役所で市政便りの取材。ちょうど帰ろうとしていたアストロさんに会ったので、ちょっと喋ってから取材を受ける。

今放送中の大河ドラマ「風林火山」に出演している千葉真一にハマっている。役どころは、のちに信玄となる晴信の家来、板垣信方。先週放送の「晴信が謀反を板垣に告白する場面」は最高だった。

実の父に疎まれている晴信は、板垣を父のように思ってる。慕っているという思いを板垣に告白した上で、謀反を打ち明ける晴信。そして、「自分に従わないのならば・・・」と刀に手をかけて晴信は板垣に近づく。刀に手をかけた晴信と向き合う板垣。板垣は微動だもしない。ついに晴信は刀を少し抜く！

「おお、刀を抜いたよ！この先どうする気だ！」とテレビを見ているこっちのテンションも最高潮。

と、次の瞬間、晴信は抜きかけた刀の柄を板垣の手に握らせる。驚く板垣。そして、ゆっくり晴信は板垣から離れる。晴信が離れることで、板垣の手に、結果的に刀が残る。そこで晴信は「従えぬのならお前が私を斬れ」と板垣に言う。

何と緊張感のあるかっこいい場面！もうしびれた。稽古で留守録していたので、何度も巻き戻してこの場面を見たよ。

一番苦労したパートの書き直しを持って稽古場へ。今日の読み合わせでみんなが面白がってくれれば、この本をそのまま決定稿にしようと思っている。やっと書き上がった嬉しさと、読み合わせへの期待と不安で、気分は高揚。

ところが稽古場に行く途中で不安な出来事が！

途中、ローソンで、元気が出るようにとおやつを買い込んだら、その合計金額が６６６円だったのだ！「え・・６６６って、オーメンじゃん、悪魔の数字じゃん」。恥ずかしながら、こんな些細な偶然でもドキドキしてしまうほど、ボクは脚本を最初に見せる時は緊張してしまう。

もちろん何事もなく稽古は終わり、脚本も一部書き直せばＯＫと好評だった。よかった。

脚本作業、最大の山場を迎えている。全部で４つのブロックに別れている本を、さかのぼって第１部から修正中なのだ。出来るだけ脚本の良いところを残しつつ、でも大胆に書き直し。うん、今書いている方が絶対面白い。

ただし、稽古もあるので、早く仕上げないと。

修正を重ねているので、伏線、つじつまで頭は混乱しがち。さらに迫る締め切りで気持ちも焦る。で、いつものように、煮詰まると部屋の掃除。なかなか具体化しない脚本のモヤモヤ気分を、掃除という「やればやっただけきれいになる、結果がすぐに見える作業」で気張らしするのだ。決して、きれい好きなわけではないので、もう、部屋中掃除し放題。もう一つの儀式「脚本の解決しない課題を一つだけもって風呂に入る」というのも絶賛開催中なので、体もピカピカ。

現在、全体の４分の３の稽古中。さかのぼっての書き直し作業をしつつ、第４部を同時に構成中。

今月号の演劇流行通信は、「北から南から演劇の波が押し寄せる！札幌の雄を見るか、福岡のギンギラか」と題して、ナックスとギンギラが特集されている。いつも書くけど、こうして理解してくれる方の輪が広がるのは嬉しい。

情報誌、新聞など、今回は１０周年記念とあって、各紙で大きく取り上げてもらっている。本当にありがたいことだ。