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2003年10月

2003年10月31日 (金)

先行予約の日(一般販売は11月9日から)

夕方から財団でワークショップの打ち合わせ。財団の担当の方と、こちらからはボク・仲・立石が参加して、「方向性」などをしっかり意思統一する。

財団での打ち合わせが終わったのが8時過ぎ。今日は7時から先行予約だったので、立石さんがローソンチケットに電話して状況の確認をすることに。ドキドキしながら電話でのやりとりを聞いていたが「売り切れましたか!」との言葉が出たのでホッとする。

なんと予約が始まってから1時間の段階で、先行販売分は「初日以外、全て売り切れた」とのこと!

頑張って電話してくれた皆様、本当にありがとうございました。

2003年10月30日 (木)

じっくりストレッチ

あんみつ姫の10月公演に客演していた、中村タクジとコガキョが今日から稽古に参加。まずはあんみつ姫で2人が経験した「おもしろ話」をあれこれ聞いた。コガキョはダンス経験者なので問題ないが、中村タクジはまずダンスで苦労したとのこと。たしかにギンギラではダンスシーンがないから、「いきなり踊れ」っていわれても苦労するだろうなぁ・・・。せっかく2人がいい経験をしてきてくれたので、今日の稽古は「あんみつ仕込みのストレッチ」をやろうということになった。

全員でリズムを合わせてテンポよくメニューが進んでいくのだが、「あいててて・・・」とか「うわ、右足がつった!」とか、途中で流れを止めてしまう人間が何人かいて(情けないが、ボクも、「あいててチーム」に入っていた)、「ダンス経験者」と「未経験者」の間でかなり差が出てしまった。

1月公演にダンスシーンはないが、いい機会なので今後もストレッチをしっかりやろうという事になった。この練習期間中に、もうちょっとついていけるように頑張らなければ!

稽古のあとは、みんなで軽く飲む

2003年10月29日 (水)

発売中のウォーカーに

ギンギラ1月公演の記事が載っている。使っているイメージ写真は、バス営業所で撮影したやつ(詳しくは9/30の日記を)。

キャラの関係性を見せている写真がメインで使われているが、ボクとしては、サブで使われている写真「バスの中でバス軍団」もかなり気に入っている。

あと、特集ページにも「地元版トリビアの泉」という事で、ギンギラが登場している。「博多で最初のデパートは玉屋さんだった」など、ギンギラを観てくれているお客様にはおなじみの(でも、一般の方はほとんど知らない)地元ネタが満載なので、ぜひご覧頂きたい。

2003年10月28日 (火)

いよいよ人形を焼くことに!

家で仕上げてきたはずなのに、いざ焼くとなったら色んな所が気になってきた。ここ数ヶ月、毎日のように手を入れてきた人形なので、なかなか「はい、おしまい」という気分になれないのだ。

「まだあきらめがつかないのかい・・・」と先生に笑われながら、講座の時間中ずっと細々としたところを修正していた。で、焼いてもらうために先生に人形を託して今日の講座は修了。

あとは、はじけたりせずに(粘土の中に空気が入っていると、焼いた時に割れてしまうのだ!)うまく焼けるのを祈るだけ。

2003年10月27日 (月)

優勝と破産

地元ニュースのほとんどが「ホークスの日本一」を伝えるなか、一部報道で福岡松屋の破産が伝えられた。そのニュースによれば、今月八日に破産宣告を受けていたのが今日判明したとのこと。また地元の老舗が消えてしまった。

まあ、去年の春にマツヤレディースを売却していていたので、「既に無くなっていた」とも言えるんだけど、優勝と同じ日にこのニュースが出たのがちょっと悲しい。

ギンギラの物語上は、松屋とショッパーズは、北天神で苦戦しながらも、共に力を合わせて頑張っている「夫婦ビル」という設定になっている。優勝セールで、少しでも状況がよくなればいいんだけど・・・。

ちなみにホークス優勝の経済効果は400億円ぐらいといわれている。でも、ダイエーの有利子負債は1兆2000億円だし・・・全然足りないよね。

2003年10月26日 (日)

西鉄ホールへ

目的は「松尾スズキワークショップ」の見学。ちょうど最後の発表会の前に着いたので、調光室から発表会の様子を見学させてもらった。「ここから見るのはE-1グランプリ以来かな・・・」なんて話ながら、照明さんの横に座って始まるのを待つ。

なにげに照明のきっかけ表を見たら、オープニングの横に「北朝鮮」と走り書きがしてあるのを発見。思わず照明さんに「これ、どういう事?」って聞くと、「それが・・・北朝鮮としか書きようがない演目から始まるんです・・・とりあえず大塚さん実際見てくださいよ。」との返事が。で、実際観て納得。

オープニングは、北朝鮮のビデオにあわせて参加者が怪しげな歌を歌い踊るというモノだった。ちょうどボクも昨日そんな短編を書いたところだったので、これにはウケてしまった(こう書くと、昨日の短編の内容が「何となく」ばれてしまいそうだけど・・・じつは「くだらないヤツ」と「ちょっと危ないヤツ」の2つを書いてしまったのだ。「そんなことより、はやく本公演の脚本書けよ!」と自分にツッコミを入れつつ、つい書いちゃったんだよねぇ・・・まあ、バランスだから・・・)。

途中、参加者同士で会話をして話をひろげるコーナーがあったが、さすがにここはきつかった。うーん、たくさんの人の前で意思表示をするって難しいよね。ちょっと気になったのは、素直に自分を出そうとしない人がいたこと。それほど経験もテクニックもないのに、変に狙ってるというか・・・。で、そう言う空気はすぐお客様に伝わるので、ますますドツボにはまっていた(これには、さすがに見かねた松尾さんが助け船を出していたけど・・・)。まあ、でもワークショップなんだし「失敗してもいいじゃないか」って部分もあるので、よく挑戦したと評価すべきかな。

その後、「訴え演劇」と題された短編の上演と、松尾さんと会場の質問コーナーがあって、最後は踊って終り。盛りだくさんでなかなか面白かった。

帰りに「煮込み」へ寄ってご飯。大将は休みだったが、日本シリーズをみんなで観たくなったらしく、途中から店にやって来た。大将を中心に、みんなで大騒ぎしながらしばし試合を観戦。

2003年10月25日 (土)

だって、一番好きなのは「モンティ・パイソン」だし・・・

来年の1月公演には全然関係ない、「とてつもなく、くだらない短編」を書いてしまった。エンターテインメントを追求するギンギラの脚本には絶対出てこないような、下ネタバリバリの下品なヤツ。あまりのひどさに「登場人物の設定」も、ここには書けない。

ギンギラの脚本を書く時に、「意識して持ち込まないようにしている、でも本当は頭の中にあるアイデア」が、つい、うっかりカタチになってしまったんだよねぇ。本当はどちらも(というか、タブーなんか関係無しであらゆる表現)が大好きなので、つい、「いかがわしいモノ」も書きたくなってしまうみたいで・・・。創作上のバランスと言うことかな?

で、実は、いくつか「お下劣路線」の作品が出来上がってたりする。

ギンギラの本公演で急に上演したら、みんな怒るよね・・・うーん、こうなったら別ユニットを作って、こっそり上演するか? 

2003年10月24日 (金)

TBS系「ニュース23」にて

よくニュース番組などで、キャスターが「政治家の2等身人形」を使って政局を説明しているが、今日出てきた「宮沢さん人形」は、目尻も、頬も下がりすぎててかなり怖かった。

これじゃあ、引退する長老と言うより、水木しげるの図鑑に出てくる妖怪みたい。

一緒に登場した「小泉さん人形」は、髪型、目つきなど、「まあ、似てるかなぁー」ぐらいの無難な出来だったのに、なぜ宮沢さんだけ妖怪君になってしまったんだろう?で、改めてインタビューに答えている宮沢さんの顔を観察していたら、あることに気がついた。

宮沢さんって、「子どもの顔がそのまま年をとった感じ」なのだ!確かに、このまま人形にしたら全然「引退する長老」という感じにならない。かといってシワを増やすと、グロテスクになってしまいそうだし(アキラに出てくる超能力者たちみたいになりそう)、だから目尻や頬を過剰にたるませて「情報としての老人らしさ」を強引に人形に取り入れたんだろうなぁ。

ところで、あの人形って、1体30万以上するって知ってた?

2003年10月23日 (木)

がんばれ枝葉

キャラをふくらませているウチは、頭の中で自由に物語を展開して、ボク自身が最初の観客として物語を楽しんでいるが、そろそろ「サブキャラのエピソード(いわゆる枝葉の部分)」を、脚本の中に落とし込んでまとめないといけない時期になってきた。

今日は1日中、「全体の時間におさまるか?」「ストーリーの整合性は?」など、いくつかの条件に照らし合わせてエピソードを選別していく作業。せっかく思いついたのに今度は捨てないといけないので、ここからの作業は、ちょっと切ない。

どのエピソードも気に入っているモノばかりなんだけどなぁ・・・。

あれもこれも盛り込んで長くなりすぎて「こうなったら、作品を前・後編にわけて公開しよう!」となった「キル・ビル」がうらやましい。

2003年10月22日 (水)

レールが1つに

地下鉄3号線(七隈線)のレールが今日1つにつながった。これで全線12.7キロが1本のレールで結ばれたことになる。当初の予定より1年早く工事が進んでいて、開業目標は2005年の春とのこと。この七隈線が開通すると、1日10万人以上が利用すると予想されている。

はたして「バス利用者」は、みんな地下鉄に取られてしまうのか?2005年の春に開業と言うことは、バス軍団の「城南線で稼げるウチに稼ぐ作戦」も、残すところあと1年半ということに・・・。さあどうするバス軍団!

2003年10月21日 (火)

ギリギリセーフ

今日は久々の人形講座(どういうワケか、ずっと火曜日が忙しくて全然行けなかったのだ!トホホ・・・)。今日はやっと行けたのでとても嬉しい。

家でコツコツ作って完成させていた原型を先生に見てもらってから、内側の粘土をくりぬく作業。今日はくりぬく作業だけで終わってしまったので、持ち帰って作業の続き。で、全てくりぬいてから、改めて「くりぬくためにバラバラにした原型」を1つに貼り合わせて、継ぎ目をきれいに修正する。

あとは乾燥させて炉で焼くだけ!

もう人形が焼き上がっている人もいてちょっと焦ったが、一応今月中に原型を仕上げればいいとのことだったので、ホッとする。焼く前に追いついてホントよかった。 

2003年10月20日 (月)

早くも取るか・・・

竹中直人主演のドラマ「ライオン先生」第2話を見る。「ライオン先生」というのは、昔は熱血教師でライオンのたてがみのような髪型をしていたことからついた主人公のあだ名。で、この主人公の教師役を竹中直人が演じているが、「今ではすっかりしょぼくれてしまい、自慢のライオンヘアーがカツラになっている」という、いかにもクセのある設定にしてある。

さて、このドラマがどこに向かって進んでいくのか(当たり前の教師モノなのか、それとも教師モノのフリをしたヘンテコドラマなのか)興味があって第1話から見ているが、早くも2話目でカツラを取ってしまった。あれ、普通のドラマになっていくのかな?

水戸黄門のように、毎週「最後にカツラを取って解決」なんて事になったりして・・・。

2003年10月19日 (日)

にしてつ電車祭り

一回目は11時からだったが、会場は親子連れが一杯で、立ち見までてるほどだった。「かぶりモノキャラ」が登場すると会場がどよめいていたので、初めての方が多いのがわかる。いつもと違う会場の反応が新鮮で、とても面白かった。

ただ、小学生ぐらいの子たちは、ちゃんと集中して観てくれるのだが、「0歳から3,4歳」ぐらいの子たちは、大きな音がしたり、照明が暗くなっただけで泣き出してしまったので、これには困った(たしかに、物語の後半「福岡大空襲の場面」は、チビッコには怖かっただろうなぁ・・・)。で、一人が泣き出すと、連鎖反応が起きて、また別の子が泣き出す・・・。通常の公演だったら入場をお断りするのだが、まあ、お祭りのイベントなので、今回は仕方がなかった。

幸い、最終の4回目は、0歳児ぐらいの子があまりいなかったこともあって、会場がしっかり作品に集中してくれているのが伝わってきた。最後の一回だけだったが、しっかり集中して観てもらえる回があったのでホッとする。集中してくれていたおかげで、逆に、一生懸命観ていたチビッコが、「力が入って、思わず持っていた風船を割ってしまう」というハプニングが起きたが、ま、これは「そのぐらいしっかり観てくれた」ということなので、みんなで笑って許した。

しかし4回とも満員で、ものすごい賑わいだった。3回目までは、役者のハプニングもあって(詳しく書くと本人がへこむと思うので、まあ「大笑いの事件があった」という事で・・・)、何だかワイワイやってるうちに今日1日が終了。途中の休憩時間で会場を見学して、ギンギラメンバーも祭りを大いに楽しんだ。

観に来てくれた皆様、どうもありがとうございました。

2003年10月18日 (土)

イベントの準備など

BSで始まった「プラネテス」をまたしても見損なってしまった。だいたい土曜の朝8時05分なんて半端な時間に放送なんで、うまくタイミングが合わないんだよなぁ・・・。結局第1話からずっと見損なっている。でも今日は惜しかった。昨日から徹夜で脚本を書いていたので「よし、このまま起き続けて見てから寝よう!」と、今週こそ見れると思ったんだけど・・・朝7時30分で力尽きてしまった。こんな事ならタイマーセットしてとっとと寝ればよかった。

ちょっと寂しい気分で昼から倉庫へ行って、明日の「電車祭りイベント」の準備。夜はイベントの稽古。

明日上演するのは、「天神開拓史に登場する電車の場面」を抜き出して、約10分にまとめた寸劇。作品の対象は、会場に来る子どもたちなので、あまり難しくならないように途中で案内人が解説を入れるように構成してみた。

さてさて、子どもたちの反応はどんな感じだろうか? 

2003年10月17日 (金)

超バカ映画「地獄甲子園」

シネリーブルで今日まで上映だった「地獄甲子園」を観に行く。物語は、野球の名を借りて殺戮を繰り返す「外道高校野球部」を倒すべく、ケンカ野球番長の野球十兵衛が地獄甲子園で死闘を繰り広げるという「超バカバカ」ストーリー。

なぜか爆発する選手や体中にバットが刺さって倒れている選手など、変な連中が続々登場。で、血まみれになったかと思うと、突然ミュージカルのように歌い出したりする、もうバカパワー全開の映画だった。うん、思った通りの映画で大満足。

今日で上映が終わりと知って、「脚本をほっぽり出して慌てて観に行った自分」を、ほめてやりたい。

バカパワーといえば明日、土曜の夜「モーレツ大人帝国」が放送される。こっちは清く正しいバカ映画なので泣けること間違いなし。特に昭和30年~40年代に生まれた連中には絶対オススメだ。

2003年10月16日 (木)

ハマっている漫画家

久々にシティ情報ふくおかの編集部へ。1月公演について演劇担当の方から取材を受ける。ついでに地元劇団の話などして、だいたい1時間ぐらい過ごす。そのあとは印刷所の方と待ち合わせてポスターの仕上がりを確認。チラシと同じように「つや消し黒」を背景に使うので、仕上がりが楽しみ。

帰って来たら福岡吉本のマネージャーさんからFAXが来ていた。NHKでの仕事以来、劇場のスケジュールを送ってくれ「いつでも観に来てください」とコメントまでつけてくれている。さすがマネジャーさんだ。華丸・大吉コンビの漫才をぜひ生で観たいので、11月こそは劇場に行きたいと思っている。

今週は「プラネテス」が載っているので買ってきたモーニングを読んで息抜き。読むと言っても「ジパング」と「プラネテス」だけなのでもったいない気もするが、「ジパング」だけでも買ってよかったと思うぐらい味わいのあるエピソードだった。「太陽の黙示録」に「ジパング」と、最近すっかり「かわぐちかいじ」にハマっている。 

2003年10月15日 (水)

新シーズン開始

CSで放送中のSFドラマ「バビロン5」が、今日から新シーズンに突入。物語の中心人物が「果たして死んでしまうのか?」というので引っ張っていたので、一体どう解決するのか期待していたのだが、今日の放送では解決するどころか「更に他のレギュラーキャラもどんどんピンチに陥る」という展開で、結局どれも解決しないまま1時間が終了。

新シリーズといえば先週の土曜から「ザ・ホワイトハウス」も第2シーズンに突入。こっちも「大統領の暗殺未遂事件」で引っ張っていたので放送を楽しみにしていたのだが、全て解決せずに次回に続いてしまった。

あーもう!どっちもずるい構成だよなぁ。これじゃあ次回も見るしかない・・・と、まんまと作り手の思惑にハマっている。

2003年10月14日 (火)

T・P・Oってやつ

昼から今泉にある岩田屋本社へ。広報の方と「挨拶がてらお茶でも飲みましょう」という事になっていたのだ。きっと、社員休憩室かなんかの一角でワイワイ話すと思っていたボクは、ついいつものラフな格好で行ったのだが・・・これが失敗だった。

エレベーターで上がってドアが開いたときには、すでに社員の方が待っていてくれてて、休憩室どころか、ちゃんとした応接室に案内されたのだ。なのにボクときたら、いつも通りの短パン姿だし名刺も持ってないしで、もう最悪。「ああ、ボクだけ場違い・・・ボクだけ場違い・・・」とオロオロする始末。そんなボクの様子を見て逆に「こちらこそ、お茶会といってたのがちょっと大げさになってスミマセン」と、気遣ってくれる岩田屋の方々。ホントスミマセンでした。

出だしは焦ってしまったが、いざ話してみれば皆さんギンギラを観てくれた方ばかりで、芝居の話、天神のことなど楽しく話をさせてもらった。最後に「これからの新しい岩田屋を見ていてください!」と力強く言われたのが印象に残っている。

夜はあんみつ姫へショウを観に行く。残念ながら、とまとママは休みだったが、その分今月参加している中村タクジとコガキョの出番が増えていたようで、頑張っている2人を見ることが出来た。昨日のCVRとは対極にあるようなエンターテインメントなショウを観たおかげで、ようやく昨日の衝撃が落ち着いたような気がする。

昨日も書いたけど、心を揺さぶるような作品から、みんなで楽しめるエンターテインメントな作品まで、幅広いジャンルの作品が福岡で成立したらいいなと思う。

2003年10月13日 (月)

CVR チャーリー・ビクター・ロミオ

イムズで上演されたCVRを観る。この芝居は、実際に起きた飛行機事故の「コクピットボイスレコーダー(CVR)」に残された記録を舞台で再現するというモノで、全部で6件の「事故までの瞬間」が演じられる。

どれも極限の状態を描いていて、当然の事ながら、事故の瞬間に一瞬の轟音と共に全てが終わってしまう。この終わり方が、これでもかというぐらい容赦ない。例え、どんなに頑張ろうと、励まし合おうとも、全ては一瞬で断ち切られてしまうのだ。この容赦なさは、現実だからこそなんだろうけど、かなり衝撃的だった。

ギンギラの作品はエンターテインメントなモノなので、見終わったあとは、満足感とか、心地よさなどの「気持ちの収まりどころ」が絶対必要だと思っている。CVRの場合は、思いっきりボールをぶつけて「あとは自分で感じてください」と、突き放しているようだった。

ボクは、舞台を観るという習慣が圧倒的に少ない日本の、更に少ない地方の福岡で芝居をやる上で「まずは間口が広いエンターテインメントで戦うしかない」と思って活動しているので、こういう作品が成立しているのがスゴクうらやましい。

もちろんエンターテインメントが大好きだからこそ、今のような芝居を作っているんだけど、理想はもっと幅広いジャンルの芝居が成立して欲しいと思っている。そんなわけでこのCVRを観て、内容もさることながら色んな意味で考えさせられた。

芝居としての出来は見事だし、音響効果もスゴイし、思いっきり心を揺さぶられた作品だった。ぜひ、もう1度観たい。

2003年10月12日 (日)

普通だと部品交換するしかないが

トイレのレバーがバカになって水が流れなくなってしまった。で、タンクを分解して中を調べたら、水を解放する栓とレバーをつなぐ部分が折れていたのが原因だった。折れたのは、ちょうど金属の棒がプラスチックの中に埋め込まれている部分で、よく見ると金属棒の表面がサビている。どうやらサビて表面が膨張したことで、密着していたプラスチックに亀裂が走ったらしい。

応急処置として、接着剤で折れた部分を貼り合わせる。もちろんこれだけでは強度が足りないので、周りをトイレットペーパーで包み、浸透性の高い瞬間接着剤をトイレットペーパーにしみこませて、ぐるっと固める。いわば骨折をギブスで包むようなもので、これで当分大丈夫なはず。

造形の仕事をしていると色んなテクニックが身に付くので、ちょっとした修理なら自分ですぐに出来るようになる。「便利屋さんでも始めるかな・・・」と、しばし現実逃避してから再び脚本へ。まあ、ちょうどいい気分転換になったという事で・・・。

大塚ムネトの不定期日記