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2008年6月

2008年6月28日 (土)

都心界CMスタート!

去年に引き続き、今年も都心界の広告にギンギラが登場することになった。いつもながら、「無許可で始めたボクらを怒るのではなく面白がって応援してくれる懐の深さ」に感激。

今回は新聞だけでなくCMも同時撮影で、福岡県内は今日からCMが流れるとのこと。

新聞は6月30日の西日本新聞朝刊に登場する予定なのでお楽しみに!

2008年6月26日 (木)

女ビル大いに歌う&即日完売

今日はレコーディング。今回主役の方々が「女ビルの思い」を熱く歌うのだ。まずはメインの歌を収録。ボクは演出として「そこはもっと語るように歌って」とか「そこは喜びをもっと声にのせて」など、かなり細かく指示。

後から集合したメンバーで今度はコーラスパートの収録。PCに取り込みながらなので、音を重ねたり、間を詰めたりがすぐに出来る。その場で出来上がっていくのとても楽しい。みんなでワイワイやりながらレコーディングは終了。

途中制作からチケット即日完売の知らせが。買えなかったお客様、申し訳ありません。10月の天神開拓史は1万人を目指していますので、ぜひ秋によろしくお願いします。

2008年6月25日 (水)

頼もしいスタッフ

昼から舞監マジンガー、照明アラマッキーと打ち合わせ。今回やりたいことを伝えて実際どうするかは宿題に。それぞれ頼りになるメンツなので、どういう答えが出てくるか楽しみ。

夜は荘太、先生とかぶりモノ製作。2人とも最初は、「カッターで材料を切る方法」を教えるところからスタートだったが、今では丸ごとかぶりモノ製作を任せられるほどの技術を身につけてくれた。これまた頼もしい限り。かぶりモノ作業の合間に庄ちゃんとイラスト打ち合わせ。持ってきてくれた下書きはどれも面白い。さすが庄ちゃん。

よいスタッフと出会い、仕事を重ねてお互いに経験値を積んでいくことで、作品はより良いモノとなっていく。昨日、今日と、皆頼もしいなと改めて思う。

2008年6月24日 (火)

スタッフ大集合

今日の稽古場は関係スタッフが大集合。ゲンさんにパンフ&今後のプロフィール用写真を撮ってもらいながら、衣裳チームの打ち合わせ、音楽の打ち合わせ、制作の打ち合わせなど。

撮影待ちの役者達は、相手を見つけて自主練をしてくれている。

ボクはそれぞれの場所を巡りながら打ち合わせ。主なスタッフが集合していたので一気に色々なことが決まり、今日だけで「確認、決定することメモ」の大半を消化することが出来た。よかった。

2008年6月22日 (日)

ある若手演劇人に話したこと

ボクは、芝居にお客様が来てくれるかどうかは、表現者が「お客様との約束」を守れたかどうかにかかっていると考えている。公演前に宣伝した内容で「お客様が抱いた期待」に対して、上演した作品で、ちゃんと裏切らずに満足してもらえたか。厳しいけど、「一生懸命やったとか、苦労した」とかは関係ない。というか、そんなの当たり前。その上できちんと「お客様との約束を果たせたか」。

これについては、次の公演ではっきりと答えが出る。不満であればもう来てくれないし、喜んでくれれば、次は誰かを連れてリピーターとなってくれるから。ギンギラの主宰になって10年、ボクは「お客様との約束を守ること」に全力を注いでいる。

決して媚びるということでは無いよ。「自分がやりたいこと」を追求しながらお客様と信頼関係を作るのが絶対。

2008年6月20日 (金)

先行予約は30分で完売(一般発売は26日(木)です)

制作から報告があり、昨日の先行予約は開始30分で完売したとのこと。

今や「タダで、しかも服装やマナーを気にせずに勝手気ままに見ることが出来るテレビ」でさえ、なかなか見てもらえない状況で、「有料で、こっちの指定した時間に、わざわざ来てもらい、観劇ルールもある舞台」に来てもらうのは、かなりハードルが高くなっているのではないかと思っている。

しかも、前売りで買ってくれると言うことは、「その日の最優先予定が観劇」ということ。色々あるかも知れない「ある一日」を、先にギンギラに託してくれているのだ。これって、お客様との信頼関係があるからこそ。プレイガイドでチケットが売れるのは本当にありがたく、「絶対お客様に喜んでもらうぞ」という頑張りエネルギーになっている。

2008年6月19日 (木)

今日の雨は特別

稽古が終わったのは夜10時半。外に出ると激しい雨だった。昭和20年6月19日の福岡大空襲が始まった時間も夜10時半といわれている。

「空から雨のように火がふってきた・・・・」との言葉を思い出しながら、傘をささずに稽古場からバス停まで走る。当然びしょ濡れ。

バスで博多から天神に向かいながら、「この雨が焼夷弾だったら」とか「あの時に雨が降ってくれていたら」など、思いがあふれて仕方がなかった。

2008年6月18日 (水)

懐かしの絵ハガキ

今度の公演で、懐かしの絵ハガキを紹介するコーナーがある。今日は、このコーナーで使う古い絵ハガキを集めている方に会いに行く。嬉しいことに、ギンギラのお客様だったので話が早く、全面的に協力してくれることになったのだ。

この方がすごいのは絵ハガキの収集だけでなく、地元の歴史にも精通していること。ボクが知らない面白い話を色々と聞かせてもらった。で色々話しているウチに、かなり共通の知り合いがいることがわかり、「出会うべくして出会ったんだなぁ」と、お互いに笑い合ったほど。これから芝居を作る時には、色々相談させてもらおうと思っている。

借りる絵ハガキを決めたら、家に帰って紹介用のセリフを書くつもりだったが、「これから西鉄100年史の編纂室に行きますが一緒に行きませんか?」とのお誘いをうけ予定変更。西鉄本社の編纂室の方とは九経調の懇親会以来。訪ねていくと、ちょうど古い金庫から見つかった大正時代のキップ帳を見ているところだった。編纂室には、100年史に向けて着々と記録が集まっている。

今日の諸々は、7月公演だけでなく10月公演、そして今後の創作活動に繋がっていく大きな収穫だった。

2008年6月17日 (火)

福岡大空襲展

稽古前に、高宮のアミカスで開かれている福岡大空襲の展示を見に行く。体験者の手記もあって読ませてもらったが、あまりの悲しさにしばらく動けなかった。空襲の写真、焼夷弾の実物、空襲時の様子を書いた手作り地図など、入り口の一角にこぢんまりと展示されていたが、一つ一つの展示物が語るモノはとても重かった。

秋の天神開拓史は福岡大空襲が物語のクライマックスになっている。今日展示会をしていた方に取材をお願いしようかと思う。

夜は稽古。昨日機内でまとめたアイデアをさっそく試す。今回は客席の構造上、後ろからだと舞台の足下が見えにくいので、演出を修正していく。こういう時にいつも思い出すのが、映画「インディ・ジョーンズ」の撮影裏話。

主役のハリソン・フォードが敵キャラと戦う場面を撮影するはずが、体調を壊してしまいアクション場面が撮れなくなってしまった。ここからがすごい。撮影を諦めたり、出来る範囲でのしょぼいアクションでごまかしたりせずに、「戦うと見せかけて、あっさり拳銃で撃ち殺す」という、ユーモアたっぷりの演出に場面を切り替えたのだ。「問題をアイデアで乗り切る」お手本みたいな話。

問題にただ対処する受け身ではなく、それを攻めの一手に変えるのが腕の見せ所。今日の稽古はそれがうまくいったと思う。良いアイデアは更なるアイデアを呼び、稽古場は大いに盛り上がった。

2008年6月16日 (月)

ポンキッキ

始発便で東京へ。今日はスタジオ収録。午前中はボク、ダンテ、アッキーナ、オレンジ(番組の新キャラ)で収録。午後からはマイク真木さん、ゆうや君も合流。ゆうや君というのは、「エジソンの母」で主役をやった子で、カメラに関係なく、天真爛漫でのびのびしている。さすが天才子役。番組中で、ボクはゆうや君と一緒になって遊んでいる事が多い。でも、もしかしたらボクが遊んでもらっているのかも知れない。夕方からはガチャピン、ムックも収録に合流。彼らとは記者発表以来だったので、ちょっと興奮。ゆうや君と一緒に大喜び。

いつものように最終便で福岡へ。「飛行機の移動は大変じゃないですか」とよく言われるが、全然そんなことはない。まず何と言ってもボクは乗り物が大好きだし、「移動中のボンヤリ出来る時間」がアイデアを練るのにとてもいいのだ。機上で書いたひらめきメモはかなりの枚数になっている。

2008年6月15日 (日)

トンコツTV&エピローグ

今日はトンコツTVの公開収録。収録のたびに思うことだけど、ホント地元で頑張っている人間ってたくさんいる。収録前に話を聞くと、皆それぞれが抱えた現実と戦いながら頑張っている。

番組では案内役という立場だけど、ボクも同じく地元で戦っている身なので、気合が入る。

2008年6月14日 (土)

オマケ脚本を持っていく&稽古中はアドリブ歓迎

オマケ部分を持っていく。読みながらみんなが大笑いしていたのでまずはOK。脚本を初めて読む役者達が、「最初のお客様」でもあるので、脚本家としては、まずは稽古場を笑わせられるかが勝負なのだ。そして、みんなで共有した面白さを、今度は実際に動きながら形にしていく。この動いている時に、役者たちが色々アイデアを盛り込んでくる。面白いモノは即採用し、それがキッカケで場面が増えることもある。ボクは役者出身なので、こうした役者の工夫が楽しいし嬉しい。

本番中のアドリブは「基本無し」の方針だが(ハプニングをつなぐ緊急の場合とかは別)、決してがちがちの稽古はしない。稽古の段階ではアドリブ、ひらめき大歓迎で、時には脱線しながら大騒ぎで芝居を作っている。そうやって「稽古場で一番面白かったモノ」を集めて本番で披露しているのだ。

2008年6月13日 (金)

大移動は続く

現在かぶりモノ達の引越中。元々借りていた場所だけでは入りきれなくなってしまい、かぶりモノを別の場所に保管することにしたのだ。今日で作業2日目なのだが、いくら運んでも全然減る気配がない。

何しろかぶりモノは500個以上あるので大変なのだ。

今日の作業メンバーは卓二、アッキー、ゲンとボクの4人。途中打ち合わせでボクが抜けたが、その間も残ったメンツが頑張ってくれた。夕方に合流してしばらく作業。終わった後は近くの焼鳥屋でお疲れ会。

2008年6月12日 (木)

日産工場へ!

ポンキッキ「モノゴコロのたび」ロケで神奈川県にある日産工場へ。「ヒコーキが自動車工場見学」というのが楽しいでしょ。

この工場には産業用ロボットが200台以上いて、製造ラインによっては、全てロボットが自動で製造している。4台一組のロボットチームがお互いに連携して作業する様子は見事で、見ていて飽きない。というか、愛しく思えてくる。もちろんベテランの方々の手仕事もすごい。人とロボットが一緒になって車を作り上げていくのだ。

それぞれの工程を見学して、車体の検査も体験取材。車に乗ってのデコボコ道走行や、四方から水をかけての水漏れ検査など。水をかけるのを車内で体験したが、まるで台風の中を走っているようで凄まじかった。いつもながら当たり前を支える現場に感動する。ロケは予定より早く終了。一便早めて福岡に戻る。

今日の取材分は7月からのポンキッキで放送になる予定。

2008年6月10日 (火)

ゲイツ下見&稽古スタート!

午後からゲイツ下見。制作スタッフと共に、「当日のお客様の動き」を想定しながら問題がないかを確認。スタッフの配置、客席の「舞台が見えにくい場所」の把握と改善策、ドリンクの料金設定など、お客様に関することを全て確認して解決していく。

全体の方向性はボクが決めつつ、実務的な部分は制作に任せてボクは舞台まわりの確認へ。今回やりたいことを舞台の上で想定して動いてみる。すでに脚本は完成しているので、具体的な作戦をたてるところまでいけた。

夜はいよいよ稽古スタート。

2008年6月 9日 (月)

CM造型打ち合わせ

CMの造型打ち合わせ。商品パッケージをかぶりモノにするので、表面処理をどうするか、省略のポイントなどを相談する。

メーカーの担当がギンギラを観てくれた事がキッカケで決まったCMなので、「ギンギラらしさ」をとても大切にしてくれているのだ。

撮影は来月初めの予定。詳しくはまだ内緒だけど、「ついにこのCMにギンギラが登場か」と喜んでもらえると思うよ。

2008年6月 8日 (日)

本編脚本完成!

元々あった約20分+追加場面20分の、40分版が完成。あとは開場1時間を楽しんでもらうオマケの脚本を書くのみ。せっかく早く来てくれたお客様に、本番までを楽しく過ごしてもらいたいのだ。

頭の中には、30秒ぐらいの飛び道具的なモノから、5分ぐらいの「芝居の一場面的なモノ」まで、様々なオマケキャラ達がいる。街の物語を描いているので日々ネタは増えていく。サンダーバード秘密基地の2号コンテナ格納庫みたいに「数々の秘密メカ」がならんでいるみたいだよ。

さて、7月はどのキャラにオマケで暴れてもらおうかな・・・。

2008年6月 7日 (土)

DM作業

今回のDMはハガキなので、作業は宛名シールを貼るだけ。今日のBGMは公演で使った音楽集。それぞれ曲が始まるたびに、その場面に出ていた役者達の思い出話で盛り上がる。特に失敗談には大笑い。出とちり、着替えミス、などなどなど・・。

ライブなのでハプニングは一杯なのだ。あと、出ていない役者も「この曲の間に早替えでした」など、やはり思い入れがある。

作業は予定時間内で無事終了。9日(月)に発送なので、市内のお客様には翌10日には着くはず。素敵なハガキに仕上がっているのでお楽しみに!

2008年6月 6日 (金)

CM撮影

朝からも百道のVSQへ。去年に続いて今年も「あるCM」にギンギラが登場する。しかも今年は紙媒体だけでなく、TVCMも決まっている。なので、CMをとりながら別室でスチール撮影。

夕方で全体の撮影は終わり、ボクだけ居残りで別バージョンCMの撮影。いつもお世話になっている身なので、こうやって役に立てるのは嬉しいこと。

詳しいCMの内容は情報解禁になってからのお楽しみと言うことで。

2008年6月 4日 (水)

かぶりモノ作業は続く

今日は昼からソウタが来て一緒に作業。夕方からは別のCM打ち合わせで博報堂へ。

詳しくはまだ内緒だけど、クライアントの担当者がパルコと銀河の公演を観てくれたのがキッカケで決まったCM。

嬉しいよね。ポンキッキもそうだけど、作品を観てもらって輪がひろがっていくのは、表現者としてとても幸せ。地元にこだわるボクらのスタイルは全然変わらないが、作品の輪が、どんどんひろがっている。

大塚ムネトの不定期日記