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2008年5月

2008年5月31日 (土)

疑ってごめんなさい。

長年愛用しているCDミニコンポが壊れた。再生は出来るのだが、「ブーン」というノイズが酷いのだ。昭和アナログ人間なボクなので、本体の横を叩いたり揺らしたりしたが全然だめ。さんざん叩いた後に、諦めて修理に出そうとテーブルの上に置き、最終確認でCDをかけたらノイズが出ない。

「あ、これは故障じゃなくて、別の機器のノイズを拾っていたのかも・・・」。

元の場所に置くとまたノイズ。で、台所からアルミのふたを持ってきてCDコンポの周りに置いてみる。すると見事にノイズが出るところと出ないところがある。だんだんエリアを絞って、ついに犯人は「ワイヤレスヘッドホンの送信機」であることを突き止める。この送信機の設置場所をCDコンポから離れたところにしてノイズは解決。

あー故障じゃなかった・・・叩いてごめんなさい。

2008年5月30日 (金)

かぶりモノ修復作業

来月撮影のCM用にかぶりモノの修復作業。紙媒体だけでなく映像もあるので後処理で修正とはいかないのだ。午後からソウタと2人で作業。全体の作業量を書き出して、撮影日から逆算して作業を進める。

夜はDM修正作業。戻ってきた意見を元に修正版「02」を作る。

2008年5月29日 (木)

打ち合わせ&しみじみアンケート

午前中でDMの「情報面」と「デザイン面」の01を完成させて各方面に送る。それぞれの意見を踏まえて最終版を作る予定。午後からはNHKで打ち合わせ。終わった後はアンケートの集計作業を覗く。公演中に読む時間もなかったので、メンバーが公演アンケートを読みながら集計作業をしているのだ。

ギンギラは回収率が高く7割以上のアンケートが戻って来る。しかも感想をびっしり書いてくれてるのがほとんど。今回も遠方のお客様が多数。さらに郵便でもアンケートが届いている。一枚一枚しっかり読んで改めて感謝の気持ちで一杯になる。

まねきねこさんも来てくれていた。嬉しい感想が出ている。いつもありがとうございます。

演劇◎定点カメラhttp://homepage1.nifty.com/mneko/index.htm

2008年5月28日 (水)

イーモバイル3台目

モバイル用に使っていたデータカードがリコールになったが、同じタイプの新製品が月末に発売になった。さて、リコールでUSBタイプに交換されたボクはどうなるのだろうと思っていたら、今日その新製品が届いた。もちろん無料で。お詫びのことばと共に「送ったUSBタイプも好きにして下さい」とある。

リコールには困ったけど、その後の対応は、どれも素早く見事だった。タダで新製品になった上に、USBタイプまで手に入ったわけだから、かなりトクしたことになるよね。

2008年5月23日 (金)

ご褒美解禁日

まずは録りだめていた番組を見る。NHKで放送された黒澤特集3本、約5時間分。それから買っていたご褒美「銀河伝説クルール」のCDを聞き倒して、DVD、モンティパイソン「ライフ・オブ・ブライアン完全版」と「ホーリー・グレイル完全版」を見る。どっちも持ってるんだけど、それぞれについている特典ディスク目当てに、また買ってしまったのだ。

広川太一郎の声を「おバカだなぁ」としみじみ堪能。合掌。「こちらこそ、ぜひ出演させて下さい」という気持ち。

2008年5月22日 (木)

さっそく企画第2弾の準備

午前中ゲイツに下見。企画第2弾「女ビルの一生inゲイツ」の打ち合わせ。会場は元々ギンギラが公演をしていたドームのスポーツバーに近い雰囲気。ギンギラにピッタリな空間。食事や酒を楽しみながらの「大人なギンギラ」をやろうと思っている。昨日終わったばかりだけど、さっそく7月に向け気持ちが盛り上がる。

午後からは西鉄ホールで片付け。合間にボクは「ニッキン」という金融業界新聞の取材を受ける。銀行についての話だったので、元シティ銀行会長の名物バンカー四島さんのことを話した。

2008年5月21日 (水)

本番&都心界60周年パーティー

集合は11時。ゆっくりアップをしてから本番の準備へ。平日の昼公演を初めて設定したが、劇場はお客様で一杯。夜と変わらず大盛り上がり。昼公演を試してよかった。この結果を踏まえて、秋のロングランでは平日昼もやろうと思う。終わった後は長谷川法世さんが楽屋に遊びに来てくれた。文化賞授賞式がキッカケでご縁が出来て観に来てくれたのだ。「それぞれのキャラからどんどん物語がひろがっていくのは、マンガと同じだね」との先生のことばに、みんなでなるほどと頷く。

合間に、一風堂の河原さんからお花をもらっていたのでお礼の電話をすると、今ニューヨークとのこと。以前聞いていた「ニューヨークに店を出す」という夢をついに実現したのだ。自分の目標に向かって突き進む先輩は本当に刺激になる。気合が入ったよ。

今日のスケジュールはすごい。まず昼から一回目の本番をやって、着替えて西鉄グランドホテルに移動。都心界60周年記念パーティに出演して、ダッシュで戻って、最後の夜公演。普通なら公演当日に別イベントなんてあり得ないけど、なんといっても「都心界60周年記念パーティ」。出ないわけにはいかない。というか、「こちらこそ、ぜひ出演させて下さい」という気持ち。

都心界というのは、岩田屋、新天町などが中心となって出来た団体で、今では天神地区の13の商業施設が入っている。つまり、「ギンギラに登場するメインキャラの集まり」なのだ。そのパーティに来て欲しいと言われるなんて、こんな光栄なことはない。約10分の「天神開拓史特別版」を上演して、その後は各施設の関係者とキャラの記念写真撮影会。たとえばマダム大丸と、大丸社長、社員さん達が腕を組んで写真を撮るのだ。まさかこんな日が来るなんて思ってなかったなぁ。勝手にやっていたボクらを、怒るのではなく面白がってくれる「福岡ならでは」の楽しい時間。岩田屋の70周年、キャナルの10周年、九経調の60周年、都心界の60周年、そしてこの秋の西鉄100周年。地元の方々の大切な節目に呼んでもらえるのが嬉しいし誇らしい。

パーティのあとは急いで劇場に戻り最後の公演。本番4回目なのですっかり慣れて良い感じ。このままあと1ヶ月ぐらいやりたいところだけど、その気持ちは秋にとっておかないとね。夜は打ち上げ。秋に向けての企画第1弾は大成功だったと思う。

2008年5月20日 (火)

初日

今日の集合は朝9時。早めに行って新天町のマックを買ってホールへ向かう。楽屋でゆっくりコーヒーを飲みながら、今日一日の予定をシミュレーション。「キッカケを半日で済ませて、ゲネをやってそのまま本番2回」というかなりハードなスケジュールなので、全体の時間配分、予定より時間がかかった時の対策などをあれこれ考える。

キッカケ合わせは、事前にある程度稽古場で済ませていたこともあり、予定より早く進んだ。おかげで「時間があれば粘ろう」と決めていた場面を、全てじっくりやることが出来た。今後も「事前キッカケ合わせ」をやっていこうと思う。

予定通り午後からゲネ。客席でチェックしながら自分の出番をこなす。わかってはいたことだけど、今回出演する11人が、次々に役を替えて登場する「全力全員野球状態」。おバカが基本でありながら、歌うし、かっこいいし、泣けるしで、かなり満足な仕上がり。

そして本番へ。本番前の記念写真大会から始まり、本編、オマケコーナーと全力疾走。今回演出にウエイトを置いて役が少なかったボク以外は、皆出ずっぱり。本番中、楽屋はほとんどボク一人で、楽屋まで響いてくる会場の笑い声が心地よかった。途中何度も拍手が起きて、「ああお客様が楽しんでくれているなぁ」というのがガンガン伝わってくる。会場が一体になった、あっという間の60分で、最高に幸せな気分。余韻にちょっと浸ってから次の準備。2回目も最初から大盛り上がり。

2008年5月19日 (月)

明日から本番

朝からホールで仕込み。お蔵出しは気楽に楽しんでもらおうと、いつもよりおバカ度が高い。時間も1時間ちょっと。会場に入るといきなりミラーボールもぶら下がっているので「バカだなぁ」と喜んでもらえればと思う。

先週のニュースをさっそく取り上げて、「開演前の小ネタ用」に急きょ楽屋でかぶりモノも作った(何と10個も!)。何たって街が題材だから「新鮮なネタ」もないとね。

もう全編おバカ満載なので、ぜひ気軽に楽しんで欲しい。

2008年5月17日 (土)

アクティブで稽古

久々にアクティブ事務所の地下稽古場へ。近くには道真公ゆかりの綱式神社もあるのでまずお参り。稽古は昼から。来週の本番に備え、じっくり一つ一つの場面を確認。稽古の合間に代表の伊集院さんのところにあいさつにいく。近況報告をして、今考えている企画についても相談する。伊集院さんは面白いと思ったことは即実行する「頼りになる人」なので、企画を思いつくとすぐに相談することにしているのだ。

2008年5月15日 (木)

ご褒美発見

疲れてくると、ネットの検索で「欲しいモノ探し」をすることにしている。デザイン家電、おバカグッズ、本、DVD、CDなどなど。で、高いと無理だけど、ほどほどの値段で良いのがあると「公演を頑張ったご褒美」として注文。品物が届いても、公演が終わるまで開けない「目の前にぶら下げたニンジン」として、日々を頑張るのだ。

今日見つけたのは「銀河伝説クルール」のサントラ。ヤフーのオークションでは1万円ぐらいで取引されている2枚組の貴重版が5、780円。即注文してニンジンを増やす。終わったら聞くぞー!

2008年5月12日 (月)

必殺日帰り東京

朝イチの飛行機で東京へ。今日はマイク真木さんがお休みで、新キャラが登場。撮影の合間にアッキーナやダンテと話しているのが楽しい。ソフトバンクのCMに出ているので、親近感もあるし。ダンテといえば、スポ-ツ番組での印象が強いけど、実はヨーロッパで育ち、いくつもの言語を操る超インテリ。でも全然嫌味じゃなく人当たりも良い。まさに文武両道のかっこいいヤツ。アッキーナは高校時代が和太鼓部で、和を愛する子。なにげにテレビで見るだけではわからない魅力だよね。

さて、ボクはどう見えているんだろう?

2008年5月 9日 (金)

コンパス締切

100周年特集記事が続いている。今回は平成元年からの話なので、街のこととギンギラが誕生するまでを書いた。

原稿のあとは強制休養。公演前だけど今日は稽古もないし、昨日一日頑張ったので、「何もしない日」にしたのだ。録りだめていた「NHK星新一ショートショート集」を見て、「宇宙の7人」を何度も聴き、肉を焼いてゆっくり晩ご飯。

明日の通し稽古に向け、休養と緊張のほどよいバランスに。

2008年5月 8日 (木)

かぶりモノ作業&音楽打ち合わせ

今日は昼からかぶりモノ作業。先生、ソウタと3人でひたすら製作。再演といいながらも、途中のオマケコーナー、開演前の記念写真コーナー分で、新作かぶりモノが山のようにあるのだ。本編に関係ないかぶりモノで苦労しているが、これも全ては楽しんでもらうため。製作しながら「これが登場したら絶対爆笑だよなぁ」と、お互いに作業を励ましつつ盛り上がる。

夜は音楽打ち合わせ。先生とソウタに指示を出しながら、遠藤さんと打ち合わせ。

2008年5月 7日 (水)

稽古は順調

若手はいつもより出番を増やし、お馴染みメンバーには、いつもと違うキャラに挑戦してもらっている。お蔵出しは、お客様にも、参加する役者にも楽しんで欲しいと思っているのだ。そうやってただの再演にしないことで、結果、演出のボクも楽しい。

もちろん毎度ながら、演出もがらりと変え、セリフもガンガン変更している。おバカなところはより笑えるように、切ないところは、もっと泣けるように。

2008年5月 6日 (火)

サントラの話

大好きな音楽家、ジェ-ムズ・ホーナーの初期サントラ「宇宙の7人」をついに手に入れた。ホーナーといえば、管楽器が鳴り響く壮大な音楽が魅力で、ファンの間では「ホーナー節」と言われているほど。ただし、このアルバムは、デビュー直後のB級映画で予算も少なく、途中でラッパの音がへたっていたり、壮大であろう部分の演奏が寂しかったりする。しかも音楽は、「スタートレック」と「スターウォーズ」のかっこいいところを寄せ集めたような感じと、ダメダメポイントもいっぱい。それでも、のちのホーナーらしさが見え隠れしているので大好きなのだ。

ちなみに映画「宇宙の7人」は、スターウォーズでSFブームだった頃、B級映画の帝王と言われているロジャー・コーマンが、このSFブームに目をつけて製作した映画。公開は1981年。本人は「スターウォーズが出来る前から構想していた」とか言っているが、かなり怪しい。というかウソだと思う。

一般から見ると、ただのダメ映画なんだろうけど、何とも愛しい作品なんだよね。ダメな子ほどかわいいというか・・・・。「荒野の7人」にも出ていたロバートボーンが同じような役で出ていたり(これには「なぜこんなダメ映画に」とビックリしたけど、プロデューサーの知り合いで引き受けたらしい)、主人公の住む惑星名は「アキール」で、オリジナルの「七人の侍」の黒澤監督から名前をいただいてたりと、「それなりに色々工夫」をしているし、セクシーな女性戦士やトカゲ型宇宙人など「B級SFではお約束な」キャラも続々登場。「SFってこうでしょう?予算が許す限り精一杯やってみたよ!」と現場スタッフがいっているようなところが、何とも愛しい理由。劇場パンフも買ったし、TV放送も録画したし、LDも持っている。お気に入りの一本。でも繰り返すけど、一般的な映画としてはダメダメだよ。期待して観ないようにね。

公開当時、ボクは高校生だった。やけに印象に残った音楽に「作曲は誰だろう」と調べてみたらホーナーで、この映画がキッカケでホーナーのサントラを集めるようになったわけ。 あとは「銀河伝説クルール」が手に入るといいのだが。

2008年5月 3日 (土)

どんたく

さあいよいよ本番。朝から福ビルの西鉄本社へ集合。屋上で最後の全体練習をしてから、着替えて冷泉公園へ移動。どんたく中は、街中に色々な扮装の方々がいる。小さなステージもたくさんあって、そこでは一般の方が歌ったり踊ったりしている。どんたくは観るだけでなく参加するのも楽しいお祭り。

今年も沿道にはたくさんの人。ギンギラファンの集団もいて楽しく行進した。終わった後は恒例の全体打ち上げ。西鉄社長の長尾さんはとても気配りの方で、いつもボクらギンギラメンバーのテーブルに遊びに来てくれる。今年も一緒にお酒を飲みながらワイワイ過ごした。他にも、この打ち上げがキッカケで仲良くなった社員さんがたくさんいる。

地元を支える方々を題材に芝居を作っているので、こうして現場の方々と一緒に盛り上がれるのは嬉しい。これが福岡の良さではないかと思う。

大塚ムネトの不定期日記