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2006年12月

2006年12月31日 (日)

ついに聖域へ!

昨日からひたすら資料整理。捨てるのが辛くてしかたがない。ああ・・・でもあふれる紙の山で、「必要なモノが必要な時に見つからない」という最悪の状況なので、「見つからないんじゃ、無いのと一緒だろう」と捨てる決意をしたのだが・・・。これが、見つけると、どれも必要だし。いかんいかん、捨てなければ!あー全然進まない。

暮れの大掃除というのは、たとえ終わっていなくても、新年を迎える前にいったんやめないといけないらしい。やめないと、悪いことも翌年に持ち越して縁起が悪いんだそうだ。ああ、でもそれどころではない。年越しもかまわず資料整理を続ける。あともちろん「年忘れ脚本大会」も絶賛開催中。

ボクの場合、節目というのは「公演と公演の間の空いてる期間」。1年と言うより、公演ごとに時間を仕切りなおしている感じ。この時期を逃すと公演準備で片付けどころではなくなる。

2006年12月30日 (土)

恒例の湯布院へ

アクティブハカタ代表の伊集院さん企画の温泉旅行へ。この旅行も今年で3年目。泊まる宿も、開催日も毎年同じ。年末の30日から31日の一泊二日。最初は大晦日前に温泉かと驚いたが、3年目ともなるとすっかり恒例な感じ。温泉にゆっくり入り、おいしいものを食べながら、来年の目標をお互い語りあう。そして語った目標を一年かけて何とか実現して、またこの温泉に集まる。自分振り返り温泉というか。

去年からは、帰りに太宰府によってお参りする行事が加わった。お参りをして、筑紫野インターそばのおいしい手打ちそばを食べて、事務所前で解散。

2006年12月29日 (金)

経済NOWスペシャル放送

夕方から経済NOWスペシャルが放送。大掃除をしながら見る。「全然片づかない」と言い続けてもう何年だ?と自分でもあきれるほど、本当に部屋中紙の山。10周年に向けて過去の資料を全部読み直しているので、「散乱した資料の山」から「秩序ある資料の山」には変わっているが、部屋の端から端まで連なる山々が部屋を占拠しているのは変わらない。

ここに来てようやく「集めていた雑誌類を処分しよう」と決意。まず本棚にスペースを作らなければ。

2006年12月28日 (木)

嘉穂劇場へ

昼から嘉穂劇場へ。お世話になっているご挨拶と今後の相談(近々発表するのでお楽しみに!)。先生(吉田淳のあだ名)の車で、飯塚へ。

劇場に着くと、伊藤さん達は公演資料を整理しているところだった。昭和初期のチラシを見せてもらいながら色々教えてもらう。劇場が空いている日だったので、舞台に上がって公演を振り返りしみじみ。

ボクはこの舞台の上で2回泣いている。

1度目は水害の直後。水を吸ってデコボコになった劇場で「必ず復活させるから」と、涙ながらに語る伊藤さんに、「ボクも、ここで上演出来る日まで作品を封印します」と、手を取りあって泣いた。2度目は復活公演の楽日。全てが終わって関係者一同で記念写真を撮った後、取材スタッフにコメントを求められた瞬間、カメラがまわっていて格好悪いのに、どうしようもなかった。

先生は、「嘉穂公演の時は、自分は観客で枡席から見てました・・」と、観客としてしみじみしている。

おおげさじゃなく、この劇場は人生を変える。

何だか実家に里帰りしたような、あらためて気合が入った一日だった。

2006年12月26日 (火)

編集楽し&ギンギラ忘年会

23日に収録した映像の仮編をディレクターと見る。切り替えのタイミングや、画のサイズなどを検討。今回は「舞台中継っぽく」というテーマなので、そのイメージの共有作業。編集は楽しい。あー映画が撮りたい。それかテレビのドキュメンタリーを。ギンギラで取材した蓄積を元にラジオドラマはやったので、今度はぜひ映像で作ってみたい。

今は無き雁ノ巣の格納庫とか、ぜひ映像で記録しておきたかったなぁ。

夜はギンギラ忘年会。今年は大焼き肉大会。おいしい焼肉で腹一杯になった後は、始発までカラオケで時間を潰すメンツに合流して朝まで歌い続ける。酔っぱらっているのと、深夜のハイテンションのためか、「演歌コブシ大会」とか「1番を次々に歌う、マラソンカラオケ」など、企画カラオケ大会へ。すっかりエネルギーを使い果たし、朝にはお腹が減っていた。あれほど肉を食べたのに・・。

2006年12月23日 (土)

TVQ収録

昼過ぎに局入り。準備をして一ネタずつ収録。収録は4カメ体制。リハがてら何度かやって、切り替えのタイミングを確認。一ネタ2,3分だが、それなりに時間が掛かる。全部の収録が終了したのは夕方だった。さて、どう仕上がるのか楽しみ。

2006年12月21日 (木)

稽古と反省会

11月公演の反省会。あらためて思うが、秋からのギンギラは凄まじいスケジュールだった。岩田屋70周年特別公演から始まり、あっという間に駆け抜けて今年が終わろうとしている。後は23日のTVQ収録を残すのみ。

今日の反省会は、振り返りつつ、今後につながる話もしっかり出来て有意義だった。反省会の後は出演組で稽古。

2006年12月20日 (水)

震電忘年会

今日は震電プロジェクトメンバーの忘年会。ぜひかぶりモノを持ってきてと頼まれていたので、震電を持って会場へ。みんな喜んでくれて、それぞれかぶって記念写真。このプロジェクトのおかげで作品が出来たのだ。喜んでもらえて何より。

渡辺鉄工所の渡辺社長も11月公演を観てくれているので、感想など色々話す。本郷さん(ボクが演じた役のモデルになった方。中学生の時に学徒動員で九州飛行機(現在の渡辺鉄工)に勤めていた。)が、「当時、壊れたのこぎりの刃を研いでナイフを作り、それを今でも大切に持っている」と、思い出を語ってくれた。渡辺社長によると、今でも現場の職人さん達は、壊れたのこぎりでナイフを作っているとのこと。「その習慣は受け継がれているんですね・・・」と、ちょっとしみじみ。

中ハシさんとは、一時休止状態の震電プロジェクトの話を。アメリカに占領軍が回収した震電があるので、これと絡めた企画が出来ないかなんてアイデアも出る。中ハシさんのアートは「燃やすまで」が表現。何とかならないかな。

2006年12月19日 (火)

YS-11忘年会

引退直前のYSに会いに行ったメンバーで忘年会。ボクがYSキャラのままずっと行動出来たのは、日経取材陣が一緒にいてくれたから。11月公演で上映した「YS搭乗記」を撮影出来たのも、日経の取材があったから。

全員集合で楽しく飲むはずだったが、そもそも取材を企画してくれた記者さんが、急きょ取材でこれないことに。その記者さんとはあらためてと約束をして、集まったメンバーで飲む。流通担当の記者さんも来たので、今年の流通ニュースの振り返りや、取材裏話で盛り上がる。

2006年12月18日 (月)

年末スペシャルの稽古

経済NOWの年末スペシャルには、「ギンギラ劇場」と題したコーナーで出演する。11月公演の「お蔵出しコーナー」から、今年話題の方々を主役にした約2分の短編が6本。放送では、CM前に必ずギンギラ劇場が入るという構成。

今日は担当ディレクターとスイッチャーが来て、見学がてら全体をビデオに収録。このビデオを元に当日のカット割りを考えるのだ。稽古後にディレクターとファミレスで当日の打ち合わせ。

2006年12月17日 (日)

楽日

泊まっているホテルから劇場までは、歩いて15分ぐらい。のんびり散歩という感じで気持ちがいい。「久しぶりの北九州も今日までかぁ。」と、ちょっとしみじみ。劇場スタッフさんから「北九州でもやってよ」と嬉しい言葉をもらっているので、そのうちギンギラ公演があるかもしれない。北九州ネタでやりたい作品もあるし。スーパーマーケット三国志に登場した「スーパー丸和」は芸術劇場のそばだしね。

引き受けた前説も今日で終わり。泊君と「2人で前説営業をしようか」なんて冗談を言いつつ、楽しい日々だった。

打ち合わせがあったのでいったん福岡へ。北海道の劇場関係者と話をして、コガキョのフラワーアートの展示を見に行く。どれも素敵な作品。ただ、造形師の悪い癖で「どうやって作ってるんだろうか」と、作品の裏側が気になってしまう。下から作品をのぞき込んでいたら、コガキョに苦笑いされてしまった。素直に美しさを楽しまないと。作品を堪能した後は、打ち上げのためにまた北九州へ。

「わざわざ打ち上げのために戻ったんですか」という質問に「当然です」と答える。打ち上げまでがお芝居ですから。

一瞬だけど、前説を飛ぶ劇とギンギラでやるというのは、福北ネットワークの合同公演だからこそ。だからボクも引き受けたし。きっと今後も色々な企画が出てくるはず。一緒に盛り上げていければと思う。

2006年12月16日 (土)

2日目

前説出だしのセリフを、昨日よりちょっとだけラフに変える。一瞬なれど色々試行錯誤。今日は昼と夜の2回。内藤さんは客席から公演を観るので、本番中は泊君と2人で楽屋にいることが多い。結構赤裸々に色々話した。納得したり、励まされたり、驚いたり。

公演後は北九演劇界で有名な店「なべげん」へ。ここの鍋料理は絶品。泊君は冒険王の打ち合わせでいなかったが、雨かしら舞監の東さん、飛ぶ劇の有門夫妻、寺田君、岡本夫妻が途中合流。今日も小倉に泊りなので、いつまでも飲んで喋っていた。

こうして色んな人と会って話せたことが今回最大の収穫だ。

2006年12月15日 (金)

前説デビュー

朝から北九州へ。いよいよ今日から週末まで「雨かしら」の本番。残ってしまった仕事は、劇場事務所宛にFAXを送ってもらうことに。早くモバイル環境を作らないと。

内藤さんに、旅先での仕事はどうしているのかを聞いたら、「俺は手書きの原稿だよ。」と原稿用紙の束がカバンから出てきた。製本のためのデータ化は事務所スタッフがやってくれるとのこと。ちょっとうらやましい。

今回の楽屋は代表3人(ボク、泊くん、内藤さん)が一つの部屋。そこに演出助手の鵜飼さんも加わって、待ち時間にお互いのことなど色々しゃべっている。これが楽しくて有意義。

そして初日前説。ボクがサリバン先生、泊君がヘレンになり「奇跡の人を演じつつ携帯電話の注意をする」という内容で5分ぐらい。短いけれど瞬間に全力をかける2人。終わった後は明日に向けての作戦会議。

「雨かしら」の本編は、奇跡の人を演じようとしている役者たちが楽屋で繰り広げる物語。ボクは前説が終わった後も楽屋にいるので、「舞台上で演じている楽屋」と「若手が必死にがんばっている本当の楽屋」の両方を観れて、何倍にもこの芝居を楽しんでいる。で、いい感じに仕上がってるなぁと嬉しく観ている。

終わった後は魚町の居酒屋で初日乾杯。その後は旦過市場にある内藤さん行きつけの森下フルーツでジュースを飲んで一休み。今日から小倉に泊まるのでボクも最後までつきあった。

2006年12月14日 (木)

バス軍団集合写真いよいよ公開!

カメラマンのゲンさんから、お客様と一緒に撮った記念写真のデータが送られてくる。これ楽しい。会場の400人が全部バスなんだもんね。ギンギラニュースで知らせていたように、明日15日からは公開したいと思っている。

夕方からは北九州へ。一瞬の前説とはいえ、稽古には立ち会わなければ。仕事が終わっていればそのまま泊まる気だったが、まだメドが立たなかったので、一瞬の出番を終わらせて再び福岡に戻り原稿の続き。

2006年12月13日 (水)

ああモバイル環境が欲しい

週末3日間は北九州に泊まるので、仕事を全部片付けておく。来週収録予定の番組脚本を仕上げて、原稿校正を2つ片付け、ギンギラ図鑑を書く。どの仕事もパソコンでやっているので、モバイル環境さえあれば、慌てず週末まで使って出来るのだが・・・。

ああ・・・ノートPCが必要だ。

2006年12月11日 (月)

いよいよ小屋入り

夕方から北九州へ。すでに劇場入りして準備が進んでいた。客席で見学していたが、さすが劇場の企画事業だけあって、劇場スタッフが若い役者達を万全の体制で支えている。今回オーディションで集まった若手達は本当に恵まれていると思う。きっと本番は存分にやってくれるだろう。

冗談みたいな話から始まった前説だが、こうして若手達が頑張る現場に立ち会えて、ボクも嬉しい。夜は泊君、内藤さんと飲む。お店のマスターが、昔テレビの現場で一緒だった方で思わぬ再会だった。3人で1時過ぎまで飲んで、仕事が早い泊君が帰った後、内藤さんと2人で「資さんうどん(北九州ではお馴染みの24時間営業の店)」へ。結局3時過ぎまで2人で飲んでいた。

久々の「資さんうどん」だった。昔、九工大の演劇部部室に住んでいた頃、毎晩通ってたなぁ。

2006年12月10日 (日)

ああ一太郎

経済NOWスペシャル用の脚本を、局のディレクターとFAXでやり取りしている。メールの方が簡単だけど、ボクが使っているのが一太郎なので先方でデータが開けないのだ。一太郎には「ワード形式の保存」というのもあるんだけど、果たしてきちんと開けるのかがよくわからない。だからFAX。

そもそも今のパソコン環境(Windows・一太郎)は、10年前に「ギンギラPC担当」が選んでくれたものだった。以来全然周りを気にせず使ってきたが、さすがに「いい加減ワードを覚えて下さい」と、各方面から言われている。

さて、どうしたもんかな。

2006年12月 9日 (土)

昨日は北九州

今日は熊本のきらら稽古場へ。新作の稽古を見学させてもらう。いつものごとく足りない役者の代役をしたりとボクも楽しく参加。今日は、「ある道具」を色々なものに見たてて、めまぐるしく変わっていく場面の稽古だった。テンポがあって、きれいで、でも生々しい言葉が胸にグッと来る場面。さすが池田さん。完成がすごく楽しみ。

稽古が終わった後は、12月生まれの合同誕生会(ここ数年、ボクも1日違いの池田さんと一緒に祝ってもらっている)。昨日の北九州もそうだけど、稽古場にいるのは楽しい。 

2006年12月 8日 (金)

前説稽古は楽し

15日から始まる福北ネットワークの芝居「雨かしら」の前説を頼まれている。今日はその稽古。半分冗談で「内藤さんが本を書いて演出するなら」と言ったら、それが実現してしまい泊君と2人で前説をやることになった。で、今日から稽古だったが、話していた通り「短いから何となくの構成脚本」とかでなく、きちんと脚本があり、内藤さんの演出も細かい。音響のキッカケも凄まじいことになっている。衣裳合わせもして、役作りのためにカツラも着けることになるかもしれない。

約5分ほどの前説だが、予想以上の充実ぶりに、稽古の後はボクも泊君も汗だくでヘトヘト。これは楽しいことになった。

2006年12月 7日 (木)

今年は一人で静かに過ごした

過去の「12月7日」を読んでもらえばわかるように、今日はあいつの命日。もう4年になる。来年の10周年に向けて昔の脚本を読んでいると、おバカなあいつのことが思い出される。

初めてあいつがギンギラに出た時、いきなり顔を白塗りにしてビックリしたのを覚えている。さらにどういうわけか、アゴに細い縦線をペンシルで書き込むので、「その線は何だ」と聞くと、あいつは「これは健さん(多分、高倉健のことだと思う)のアゴです。健さんはアゴがわれてますから」とまじめな顔で答えた。白塗りでアゴに縦線を引いて、一体どこが健さんなんだよと、みんなで爆笑したっけ。

なあ、ほんとおバカだったよなぁ。

大塚ムネトの不定期日記