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2006年2月

2006年2月28日 (火)

マンガの話など&今週の週報

今週のオススメは、スピリッツの「じみへん」。あるカエルの行動について、現実にはあり得ないけど何となく気持ちがわかる、おバカで素敵な話だった。「太陽の黙示録」も、いよいよ劇的な展開が始まるかという勢い。ちなみにこの作品も三国志がべースになっている。北日本エリアで暴君として突き進む首相「董藤卓也(とうどうたくや)」は、三国志で言うところの、まず覇権をふるった暴君、「董卓(とうたく)」。立ち向かう南エリアの宗方操は、曹操。他にもちゃんと三国志から名前を1文字取ったキャラたちが登場している。あわせて読むとより面白いよ。

スーパーマーケット三国志にも、本家の三国志から名前や、背景を背負った方々か登場する。でも、知らなくてもちゃんと楽しめるように作っているので心配なく!

今週のチケット週報がFAXで送られてきた。昨日よりさらに売れて、現在3000枚近くまで伸びている。週末の6公演はもうじき売り切れとなりそう。週末が売り切れればきっと平日が伸びてくれると思うが、ここからは今までに経験したことがない世界。果たしてどんな動きを見せるんだろうか?

2006年2月26日 (日)

いよいよ一般発売開始!

新年の決意表明2つのうち、「新たなシリーズの構築」は着々と進んでいる。もう一つの「観客動員5000人」に向けて、いよいよ今日から一般発売が開始。夕方入った速報では、先行分もあわせてトータルで2500枚を超えたとのことで、嘉穂の復興公演の時に並ぶぐらいの早さ。

とりあえずの目標は1万人なので、これでもまだまだ・・・うーん先は長い。まずは何とか基本のパイの大きさを3000人から、5000人にしたい。

今回は、新シリーズの「新しさのワクワク」というニュアンスをちゃんとお客様に伝えるべく打ち合わせを重ねたチラシ、ビジュアルの露出をし、更には、地震、水害を乗り越え、「外の評価を得ることで、改めて地元の方に知ってもらう」という目的からのパルコ公演も、きちんと成功させた。

ここ1、2年かけて、準備してきた、「出来る限りの制作的戦略」はやったので、何としても結果を出したいところだ。もちろん作品の質も上げて、きちんと満足してもらえなければつながっていかないので、稽古にも力が入る。

2006年2月25日 (土)

第五稿

全てを改善した第五稿をもって稽古場へ。主な場面と配役はすでに第三稿の段階で決まっているので、引き続き稽古。うん。自分としても今までで一番面白い本になっていると思うよ。もちろん、これで脚本作業が終わりではない。今後は、それぞれのキャラを実際に演じてもらいながら、稽古でどんどん書き換えていくことになるだろう。

叩き台が完成という感じかな。

2006年2月24日 (金)

共同通信

パルコでも取材を受けた共同通信から「電話取材」の依頼が来る。共同通信はニュースを全国に配信しているので、取り上げてもらえるのはありがたい。前回のパルコの記事も、地元西日本新聞だけでなく、福井、京都、山陰、神奈川、秋田など、全国の新聞に「パルコでの公演写真」と記事が出ていた。

ギンギラだけでなく、「地方から発信する」というくくりで、各地の劇団を取り上げていた読み応えがある記事で、担当の方には本当に感謝している。

2006年2月20日 (月)

確認したい気持ちもわかる

郵便局から、配達記録の確認を求める通知が来た。4月公演のDMについての確認で、「6、219通、393,041円分の配達をしましたが、間違いないですか」とある。個人で出す郵便としては量が多いとでも思われたのかな?

2006年2月19日 (日)

気持ちを盛り上げるため

タワーレコードでサントラをあさる。今日の収穫は「勝利への脱出(1980米)」の3000枚限定版と「ドロップゾーン(1994米)」の輸入盤。「勝利への脱出」はビル・コンティの傑作アルバム。なぜかテーマ曲を収録した正式盤が出ていなかったので見つけて即買い。「ドロップゾーン」は、ハンス・ジマー節が炸裂した、これまた「血が騒ぐ傑作」。

この手の「血が騒ぐ曲」を聞いて、脚本に立ち向かっていく。どこまでも、とことん面白くするのだ!

2006年2月16日 (木)

より良い作品を目指して

後はラストを書き上げるだけという状況だったが、どうしても、今のままだと上演時間が長くなりそう。かといって短くするために、場面を細切れにして段取りだけで切りつめるなんて絶対いや。

悩んだ末、さらなる書き直しをすることを決意。

後半をじっくり描くために、前半部分を改めて整理し、物語の展開を出来るだけ前倒しに修正する「第五稿」を目指す。

2006年2月14日 (火)

立体への欲求

ここしばらく脚本、チラシ・ポスターと、「創造する作業」はしているものの、具体的に立体を作る「造型という意味での創造」をやっていない。ああ・・・立体を作りたい。

今年こそ、講座でお世話になった先生を訪ねて博多人形に取り組みたい。せめて気晴らしにプラモデルでもと思ったが、この「作りたいパワー」を、かぶりモノ作りにとって置いた方がいいんだろうなぁ。

何たって新作だから、また60以上のかぶりモノが出てくるだろうし・・・。

2006年2月13日 (月)

ポスター入稿

午前中でポスターの仕上げ。今回の庄ちゃんのイラストは、ぜひ大きいサイズで見て欲しかったので、ポスター制作時には出来るだけイラストが大きくなるように調整。ポスターサイズで見ると、キャラの目を博多人形風に着色しているのもわかってもらえると思う。

天神で入稿データの受け渡しをした後は西鉄ホールへ。中村さんに第4稿を渡して、4月公演の打ち合わせなど。

2006年2月12日 (日)

第四稿

第二稿で落としたアイデアを復活させて、三稿と組み合わせつつ、三稿の弱かった部分も修正。今度こそ、いいはずだ!しかし、我ながらすごいペースでの書き直しだった・・・。久々に、自分で自分を褒めてあげたい気分。

稽古場で読み合わせをしたが、粘った甲斐あって、この「第四稿」は大好評。いやよかった・・・。さすがにヘロヘロなので、今日の稽古はちょっと早めに終了させてもらう。

ちょっと寝ないとやばいっす。

2006年2月10日 (金)

第三稿

自分でも「くだらないなぁ」と思うことから、「これは絶対採用だろう」というアイデアまで、山のように盛り込んだのが第一稿。そこから、厳しいみんなのダメだしを乗り越えたアイデアだけが生き残っていく。

今日の第三稿は、そうやって生き残り、磨かれたアイデアの集大成。

でも、ボクはまだ満足出来ていない。みんなのオーダーを踏まえた書き直しには、ちゃんとなってるんだけどなぁ。うん、もうちょっと・・・。

2006年2月 8日 (水)

轍「福博桜館」

夕方からぽんプラザへ。絶賛ロングラン中の「福博桜館」を観る。おわった後にアフタートークを頼まれているので、ちょっと早めに行ってまずは打ち合わせ。

始まる前にステージをのぞかせてもらったら、思った以上にセットが作り込んであって、「うわ、この舞台に出たいぞ!」と、役者魂が騒ぐ。いいなぁ・・・この空間で演じるのか・・・。しかも一週間。これは役者にとって、とても充実した時間だろうなぁ。

「福博桜館」を観るのは2回目。以前、この作品を観て合同公演を決めたぐらいボクは気に入っている。今回も、全編の音楽を生演奏にしたり、立ち回りや太鼓演奏など、「お客様に楽しんでもらう工夫が一杯の舞台」だった。しかもその工夫の一つ一つがレベルが高く、「ちゃんとお客様に魅せるレベル」まで達していた事に、素直に感動した。

ただ、「当時の歴史エピソード」が、ちょっと盛りだくさん過ぎだったように思う。ボクはギンギラ用の取材で、知っている話も多かったので楽しんだが、今のことしか知らない人は、ちょっと戸惑ったかも。

今回の作品では色々と相談を受けていたこともあって、衣裳と小道具について気がついたことを演出の日下部君に話す。いくつかの意見は採用となって明日から変更するとのこと。

ロングランって、こんな風に日々手を入れていけるのがいいよね。

2006年2月 5日 (日)

稽古初日

いよいよ4月公演の稽古が始まる。初日に第二稿まで進んでいるのは初めて。このペースで本番まで行けるといいのだが。今日は第二稿を読んでからダメだし会。

前回のダメだしを踏まえつつ、「でも、もっと効果的な、新たなアイデアでの書き直し」は好評。というか、中4日で「ここまで書き直してくるとは!」とみんなが驚いていた。ボクにしてみると、山ほどある書きたいことを、どう切り取るかだけの違いなので、実はそれほど違っていないんだけどね。

簡単に言うと、より三国志らしくなったかな。

でも、まだまだみんなのハードルは高い。今日のダメ出しで、一番心に響いたのは「ギンギラらしさとは?」というやつだった。うん、この第二稿をベースにもっと突き詰めよう。

稽古後は行けるメンツで軽く飲みに。1時間ぐらい騒いで帰宅。そのまま朝まで脚本。

2006年2月 4日 (土)

きららを観に熊本へ

昼から堀さんと一緒に熊本へ。行きの特急の中で、今朝まで、というか集合直前まで書き続けていた分を堀さんに見せる。ボクは、この移動で睡眠を取る作戦だったので爆睡・・・のハズが、やはり反応が気になって、あまり眠れない。が、堀さんが改訂を気に入ってくれたので、「体はきついが、心は満足」という感じ。

さて、明日のミーティングでのみんなの反応はどうだろうか?

今回、野生の沸点を上演するのは県立劇場の「ステージ上に作った小劇場スペース」。中に入ると、ちゃんといつものきららの劇空間になっていた。公演前にアフタートークの打ち合わせをしてから観劇。今回の作品は、ネット社会に生きる若者たちが登場し、人とのつながりを考えさせる。

ネットだ携帯だと、つながるツールに囲まれ浮かれる登場人物たちが、実は誰ともつながらずに、ただ画面を見ているだけの亡霊のようで、何とも切なくなる話だった。いつもながら、きれいで、テンポがよくて、胸が締めつけられる「きららワールド」。

アフタートークは、池田さん、北九州在住の作家である福澤さん、ボクの3人でネット社会の話など。脚本が途中なので、打ち上げに参加せず福岡に戻る。ああ・・飲みたかったなぁ。

2006年2月 3日 (金)

気がつくと一日一食&先行の結果

昨日の夜から書き続ける。せっかくノッてるし、「よし、力尽きるまで行くぜ!」と書いてたら、日が変わってしまったのだ。それでも書き続けていて、ふと、全然食事をしていないことに気づく。が、気づいた時には遅かった、近所のコンビニに行く力もないぐらいヘロヘロ。

救援隊を呼ぶような気持ちで、デリバリーのピザ屋に電話。こんな生活してたら絶対長生き出来ないよなぁ・・・うちの役者に、「大塚さんは絶対早死にする」と力説されたのを思い出す。でも・・・出来れば「死を力説する」んじゃなくて、「普通に心配」してほしいなぁ。

先行の報告があり、先行分の、土、日の6回がほぼ売り切れとのこと。他の各曜日も売れている。きっと公演まで2ヶ月以上あるので「とりあえず土日を押さえよう」と買ってくれているのだと思う。色々と魅力的なコンテンツがあふれている状況で、真っ先にギンギラの予定を入れてもらえるなんて、本当に嬉しい。

「お客様がチケットを取って待ってくれている」これが一番ボクの支えになる

2006年2月 2日 (木)

いよいよ今日は先行予約の日!

ただいま絶好調脚本モード。頭の中でキャラたちが喋りまくっている。書くのが全然追いつかない状況。ミーティングで、方向がはっきりしたこともあって、一気に関係あるキャラたちが喋り出している。

夕方から取材。福岡市が作っている「アジア向けHP」のインタビューを受ける。

脚本モードな事もあって、作品をいくら語ってもキリがない。今度ラジオで喋ってくださいということに。取材が終わった後は速攻で家に戻って脚本の続き。

調理法を変え最初から書き直す。書きたい材料はあるので、その表現の仕方を変える作業。

大塚ムネトの不定期日記