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2003年7月

2003年7月31日 (木)

悪い癖なんだろうなぁ・・・

午前中で原稿を一つ仕上げて、午後から天神で庄ちゃんと打ち合わせ。新しく始まる連載ページで、庄チャンに四コママンガを書いてもらう事にしているので、今日はその構成の打ち合わせ。

そのあとはページ全体の打ち合わせを編集担当の方として、で家に帰って原稿の最終修正作業。今日はこのまま徹夜になりそうな気配。まあ、連載第一回目なので、時間がかかるのは仕方ない。ボクの悪い癖なんだけど、「ギリギリまで粘らせてもらおう」と思っている。

2003年7月30日 (水)

嘉穂劇場へ

まず驚いたのが取材の方がたくさんいたこと。どうやら毎日のようにお見舞いにやってくる人に次々取材しているようだ。ボクもいくつかコメントを求められたが、こっちとしても「公演中止」の告知になればとの思いがあるので「公演中止のことを書いてくださいね」とお願いしながら取材を受けた。

しかし、劇場の「あまりの変わりよう」には、改めてへこんでしまった。思わず泣きそうになってしまったが、「一番泣きたいのは劇場の方だよな・・・」と、何とか泣かないように頑張りながら伊藤さん達と話す。「必ず復活公演をやりましょうね。」ボクがそう言うと、伊藤さんも「ええ、もちろん。必ずやりましょう。」と言ってくれた。

お互いの決意を語り合えただけでも来たかいがあった。劇場の方から「泊まって酒でも飲んで行けば・・・」と誘ってもらっていたのだが、夜はお詫びDMの作業が待っている。まずはお客様に公演中止を知らせなければならないので、今日のところは遠慮して福岡へ戻ることに。 

2003年7月29日 (火)

ロイホにて

コーヒーを飲んでいたら、隣のテーブルに「一見、父親と娘風の年の離れた男女」が座った。でも、聞こえてきた会話からすぐにこの2人が親子でない事が判明。

ついつい「この2人の関係」をあれこれ想像してしまうボク。

まず、男の方が一生懸命話しかけている状況から、どうやら「男の方が惚れ込んでいる」ようだ。が、若い女性はほとんど反応しない。それどころか、相手を無視するかのようにタバコをスパスパ吸っている。この「無視してタバコを吸う女性」にますます想像がふくらんでいく。「あれ、もしかして親父さんの一方通行ラブか?」

「親父さん、その子はやめた方がいいよ。あんたきっとダマされてるよ」。と心で思いながら先に店を出たボク。しまった!原稿をまとめようと思って店に入ったのに、隣の男女の事に気を取られしまって、全然考えてない・・・。

2003年7月28日 (月)

徹夜だけど楽し

徹夜で原稿の書き直し。原因はボクの勘違い。しまったなぁ・・・・せっかくいい話でまとまってたんだけどなぁ。仕方がないので別テーマで原稿を仕上げる。

で、そのままウォーカー編集部へ。今日はスペースワールドに「サンダーバード展」の取材に行くことになっているのだ。この日記でも、もう数え切れないぐらいサンダーバードが好きなことは書いてきたので、ボクがスゴク楽しみなのはわかってもらえると思う。

展示会場では国際救助隊の制服に着替えて(記念写真用に貸してくれるのだ!)、特大2号の前で記念写真を撮ってもらった。本当は番組エンディングと同じ構図の写真にしたかったんだけど、現場の事情で左右が反対になってしまったのがかなり悔しい。(当然の事ながら、ボクのこの悔しさは現場の誰も理解してくれなかったけどね・・・)。

撮影で使用した人形、プラモデルの箱絵に使われた原画、懐かしのおもちゃなど、会場は貴重なお宝で一杯。マニアは絶対に行くべし。

2003年7月27日 (日)

ウォーカー祭りでミニライブ

お話は、福岡3点セットを銀行に連れて行かれて「1ビルぼっち」になってしまうショッパーズダイエーさんのところに、ケヤキと庭石が逃げてきて、最後はみんなで人工島に乗って南の海に旅立つという話。

ボクは、「どこに行く気だー!」と叫ぶ市役所さんに、人工島が言うセリフが気に入っている。

「南の海には地球温暖化で、沈みかけている島があると聞きます。わたくし人工島は、その島の方々を助けに行きます!」

で、「ひょっこりひょうたん島」の曲が盛り上がる中、「ダイエー、ケヤキ、庭石」を乗せた人工島が泳いで去っていくところでおしまい。

約5分ぐらいの、あっという間に終わるホラ話でした。

2003年7月26日 (土)

大人げない

昨日のマトリックスでどうしてもわからないことがいくつかあった。仕事中なのを承知で、すでにマトリックスを観た知り合いに電話で質問。

一応「仕事中に申し訳ないんだけど・・・」と前置きして、「で、どういう事なの?」と知り合いに質問したら、「うーん・・・それは会って話さないと伝わらないから」と、仕事を抜けて説明に来てくれた。

この場合、ダメな人間はボク?それとも知り合い?・・・・両方か。

2003年7月25日 (金)

イベントの稽古

今日はアクロスでイベントの稽古。日曜のウォーカー祭りで5分ほどのミニライブをやることになっているのだ。何回か通したあと、30日のDM作業の準備をして稽古終了。

稽古が早く終わって時間があったのでキャナルで「マトリックス・リローデッド」を観る。ずっと忙しくて全然映画館に通ってなかったので、久々に楽しんだ。こういうのも大事だよね。

へこんでばかりいないで、せっかく時間が出来たんだから色々計画して楽しく過ごそうと思う。

2003年7月24日 (木)

続々送られてくる情報誌

劇団宛に「9月公演の情報掲載号」が次々と送られてくる。まあ、取材から発行まで2~3週間ぐらい時間差があるので、仕方がないことなんだけど「いよいよ嘉穂劇場!」とか「絶賛発売中!」とかのコメントが並ぶ記事を見るとホント悲しい。今発売中のウォーカーコラムにも「絶賛発売中!」って書いてるし(だって、本当に絶賛発売中だったんだもん!はー・・・切ない。)

どうか、今しばらく情報が混乱した状態が続く事をお許しいただきたい。

ギンギラからのお詫びDMは、今印刷所に発注していて、30日には印刷があがる予定。なんとか8月第1週までにはお客様に届くようにしたいと思っている。

2003年7月23日 (水)

やらないといけないことを紙に書き出してみた。

じつは、原稿の締め切りなど、やらないといけないことがたくさんあることに改めて気づく。優先順位を決めて、1つ1つやる事に。あいだが空くと、また寂しい気持ちになってしまうので、とにかく忙しく忙しく。

2003年7月22日 (火)

取材&お礼

今日は昼から新しく連載が始まるコラムの取材。担当の方もここ数日の出来事は知っているので、「こんなたいへんな時に仕事でスミマセン」と申し訳なさそうにしている。

「いえ。こちらこそやることがあって助かります」と逆にお礼を言った。とりあえずの後処理が終わり、ぽっかり空いた部分をどうしたらいいのか自分でももてあましていたところだったので、今日の取材はありがたかった。更に嬉しかったのは、たまたま取材で話した方がギンギラのお客さんだったという事。なんか、久々に「良い方の偶然」に出会えたような気がする。

本当に嬉しかった。

夜はアクロスで劇団ミーティング。その前に西鉄ホールへ報告がてら遊びに行く。で、寂しくおきチラシを回収。何か切なくなってしまったので、ミーティングの時間まで過ごさせてもらった。

途中でとまとママから「寂しくなったらいつでも事務所に遊びに来て」との電話をもらう。さすがとまとママ、この優しさが嬉しい。

今回のことがあって、たくさんの方から電話やメールで励ましの言葉をもらった。この場を借りてあらためてお礼を、本当にありがとうございました。

2003年7月21日 (月)

復活を信じて

今日も朝から各方面に連絡。公演の中止とチケット払い戻しについての打ち合わせが続く。祝日でかなり無理を言ってしまったが、なんとか明日から払い戻しに対応出来るようにしてもらうことに。

あとはハガキでお客様にお知らせを送るだけとなった。

で、とりあえずの後処理が終わったと思ったら、急にぐったりしてしまった。そういえば、ここ数日、ほとんど眠れない状態が続いている。あまりにも想像を超えているこの現実を、「一体、どう受け止めたらいいのか」わからなくて、眠れないのだ。さすがに肉体定な限界で気を失うように寝るときもあるんだけど、でもすぐに目が覚めてしまう。

まさか、こんな事が起きるなんて未だに信じられない。

「南国から来た寒いヤツ」に関する全てのモノを片づけてみたが、気が紛れたのは一瞬だけだった・・・まいったなぁ。ホント、どうしたらいいのやら・・・・・。

嘉穂劇場の方とは「必ず復活公演をやりましょうね」と話をしているので、今は復活を信じて待つしかない。

2003年7月20日 (日)

残念ながら公演中止に

今朝の朝刊各紙にも大きく出ていたが、昨日の水害で嘉穂劇場が壊滅的な打撃を受けている。新聞によっては「廃業の危機」という見出しが出ているほど。西日本新聞には、車の屋根まで水位が上がり、水浸しになっている劇場の写真が出ている。で、よく見ると写真中央に「ギンギラ絵看板」が水面から半分ぐらい見えている。この写真で思いっきり切なくなってしまった。

スゴク残念で悔しいけど、この期に及んでは、公演は中止にするしかないだろうと言うことになった。各方面に中止の連絡を入れて、チケットは払い戻す事に決定。詳しいことは決まり次第このホームページやハガキなどで知らせることにして、今日の段階では「公演中止と払い戻し」という事を問い合わせがあったお客様にお知らせすることに。

は・・・せっかく頑張って準備してきたのに・・・本当に悔しくてたまらない。徹夜の日々は何だったんだ!くー・・・・でも、でも・・・これは天災だからどうすることも出来ないもんねぇ・・・・。

急にぽっかり穴が空いてしまいボー然としている自分もいるが、「お客様が混乱しないように、早く状況を知らせなければ!」と、自分を奮い立たせてあちこちに連絡して今後の打ち合わせをしている。

公演中止もたまらないが、「嘉穂劇場が廃業かも」というのもスゴク心配だ。何としても復活してもらって「復活記念公演」として今回の作品を上演したい。何としても上演したい!修復には数億円かかるとのことで、先は大変だろうけどギンギラで協力出来ることは何でも協力して、少しでも力になれたらと思っている。

楽しみに待ってくれていた皆様、本当に申し訳ありません。

2003年7月19日 (土)

大雨

昨日の夜からの大雨で、嘉穂劇場が大変なことになっているという連絡が入る。朝イチの電話では、劇場内の花道や舞台まで水没しているとのこと。

今日も徹夜で脚本を書いていたのだが、まさか朝からこんな電話がかかってくるなんて思いもしなかった。慌ててニュースを見ると、飯塚に記録的な大雨が降っているとのことで、車が水没している映像が流れていた。

もしかしたら公演中止になるかもしれない・・・・そんなの信じられないぞ!せっかく嘉穂でひよ子侍が実現なのに!

とりあえず劇場と連絡を取りながら、劇場の無事を祈るしかない。

2003年7月18日 (金)

プレス公開の日

スペースワールドで「サンダーバード展」が明日から始まる。今日は一般公開を前に、マスコミに公開する日だった。で、ボクも招待されていたのだが、なにしろ「脚本追い込み中」なので、残念ながら欠席することに。

2003年7月17日 (木)

プラネテス

モーニングに連載しているSFマンガ「プラネテス」。このマンガは、人間の弱さとか限界をしっかり見据えて、「それでも宇宙で生きる人々」を描いていて、毎回、かなり渋い人間ドラマが描かれている。

いつもは月イチで載るか載らないかぐらいで、当然、なかなか単行本も出ないのだが、今週から4週連続で掲載なのでスゴク楽しみ。

いつもは立ち読みで済ますモーニングだけど、今週は買ってじっくり家で読んだ。

2003年7月16日 (水)

ウイリアム・シャトナーの日

今日は、スタトレのカーク船長でお馴染みの(・・・って、お馴染みなのはボクだけか?)「ウイリアム・シャトナー」が主演する作品が2本ケーブルで放送。1つはスーパーチャンネルのミステリーゾーン「2万フィートの戦慄」。これは1963年の作品なので、まだ若かりし頃のシャトナーが登場。精神科から退院したばかりの主人公(シャトナー)が、飛行機に乗っていると、彼にだけ飛行機を壊そうとする怪物が見える・・・という話。これは有名なエピソードでスピルバーグにより、ジョンリスゴー主演でリメイクされている。

で、もう1つはスターチャンネルで放送の記念すべきスタトレ映画第1弾。まあ偶然だろうけど、印象的な二本が放送ということで、勝手ながら今日は「ウイリアム・シャトナーの日」ということに・・・。

2003年7月15日 (火)

週刊スタートレック

「週刊スタートレック」が届く。一緒に入っていたお知らせによると、ついに半年近く先行していた宮城版に全国版が追いつき、次号からは統一版になるとのこと。

宮城県でテスト販売されるという情報を知って、デアゴスティーニに「福岡だけど送ってくれ!」と電話で直談判したのが懐かしい。その後、無事全国発売になったが「ボクのは宮城版だから、ちょっと先を行ってるけどね・・・」と軽く優越感にひたってたんだよねぇ。

あとは出来るだけ長く発行されることを願うだけだ。

2003年7月14日 (月)

昼夜逆転中&チケット情報

徹夜で脚本作業。昨日劇場に行ったおかげで、あれこれイメージがふくらみ、つい調子に乗ってしまったのだ。「よーし、このまま今日1日書き続けるぞー!」と、頑張っていたのだが、(悲しい中年なので)午後になって一気にペースが落ちてきた。で、いつのまにか力尽きてしまい、気がついた時にはすっかり外が暗くなっていた・・・。しまった!今日は月曜日、慌てて携帯を見ると着信で一杯になっている。とりあえずメールを出して、あとは明日連絡するしかない。

関係者の皆様、脚本追い込みの時期ですのでどうかお許し下さい。(この時期の連絡は、メールかFAXの方が確実です・・・あしからず)

※チケット情報 週報によると、昼の部に若干キャンセルが出ているようです。昼を買い損なったという方、チャンスですよ!夜の部も、一階席はもうすぐ売り切れになりそうです。

2003年7月13日 (日)

劇場見学

嘉穂劇場に行ったことがないメンバーを連れて劇場見学へ行く。観たい芝居もあったので、ボクとしては別の日が良かったのだが「今日が1番人が集まるから・・・」という理由で、今日になったのだった。

が、いきなり半分ぐらいが「急に行けなくなった」と連絡してきた。これでちょっと御機嫌斜めになってしまった。先方だってわざわざ時間をあけてくれているのに、これじゃ失礼だよね。劇場に着いて、まずは人数が減ってしまったことをお詫び。幸い劇場の方が笑って許してくれたので、ホッとする。(嘉穂劇場の皆さん、本当にスミマセンでした。)

まあ、ちょっと出だしでつまずいてしまったが、劇場に着いたらすぐに「ワクワク感」の方が大きくなってきた。みんなで絵看板を見て大喜びして、劇場内の色んなところを見学。ボクはもう何回も来ているので、見学しているみんなを眺めつつ、劇場の方と「いよいよですよねぇ・・・」と公演についてあれこれ話していた。 

2003年7月12日 (土)

もちろん、まずは脚本

コンビニで、武将のフィギュアがオマケになった「戦国の覇者」という食玩を発見。これって雑誌で写真が発表されて以来、「実際、人形の出来はどうなのか?」というのが気になっていたヤツなので、試しに1つ買ってみた。

まず気になったのが「他の食玩にくらべて箱が大きかった」こと。で、ボクはきっと、「鎧も着てるし、細かいところを表現するために人形が大きくなってしまって、結果的に箱も大きくなったんだろうなぁ・・・」。なんて思っていた。

が、開けてビックリ。最近すっかり定番の「ブリスターパック」の中に入っている人形はたった5センチほどの大きさで、顔にいたっては(計ってみたら)1センチもなかったのだ!なんて小さい人形なんだ!それなのに、着物のシワ、鎧の形状などが見事に表現されている。で、更にスゴイのが顔の造形。小さいくせに、ちゃんと「武将らしい風格を備えた表情」をしているのだ。

じつは今、人形講座で「自分の顔を作る」という課題に取り組んでいて、約5センチほどの大きさで顔を作っているのだが、「5センチは小さいから、細かい部分の表現はムリかなぁ・・・」なんて思ってたところだった。この人形に比べれば5センチなんて大きすぎる。

よーし、がぜんやる気が出てきた。頑張って自分そっくりな顔を作るぞー!

大塚ムネトの不定期日記