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2003年2月

2003年2月28日 (金)

ヨボヨボな話

歯の治療中であまり固いモノが食べられないのに、なんと田舎からせんべいが山のように送られてきた。・・・・まったくこんな時に限って、なんでせんべいなんだ・・・しかもバリバリ堅焼きのヤツ。

で、困ったことにこれボクの大好物。そりゃ食べるしかないでしょう。目の前にあったら・・・ねぇ。

で、仮歯がポロリ。そりゃ取れるでしょう、固いモノかんだら・・・ねぇ。

で、試しにお茶につけてヤワヤワにして食べたら、これがうまいのなんの!大喜びで、「お茶につけたヤワヤワせんべい」を食べながら、ふっとあることに気がついた

「これっておじいちゃん?」 

2003年2月27日 (木)

鼻息「ムフッ・・・ムフッ・・・」

歯医者さんでの治療中、衛生士さんがボクの口に手を突っ込んで何かの作業していた。ちょうどその衛生士さんの手は、ボクの鼻の穴をふさぐ感じになっている。

口の中には唾液がたまっていて、息をしようとすると咳き込んでしまいそうになる。「咳をして頭が動ごいたら大変」と思い、口で息をするのをあきらめる。

で、残るは鼻呼吸だけなんだけど・・・衛生士さんの手が鼻の穴の上に重なっているので「ああ、ここで鼻呼吸すると鼻息が手にあたるよなあー」と、うかつに鼻呼吸も出来ない。

「ああ!息が出来ない・・・く、くるしい・・・」と、顔は平静を装いつつ心の中は大パニックに!(・・・バカだよね)

結局、変に我慢して苦しくなったせいで、必要以上に激しく鼻で呼吸してしまった。きっと衛生士さんの手に「ムフッ・・・ムフッ・・・」と、ものすごい鼻息が当たったに違いない。うわー興奮してると思われたらどうしよう・・・。かっこわりーぞオレ! 

2003年2月26日 (水)

岩田屋再建スタートから1年

伊勢丹の支援を受けることになってから今日でちょうど1年。1番ひどいときには283億円あった債務超過も減り、新しい本館の工事も進んでいる。

小さい頃、日曜になると朝から岩田屋に行っていた。開店待ちのおばちゃんたちに混じって並び、開店と共にダッシュでおもちゃ売り場に向かう。(電池で動くおもちゃを遊び倒すには、朝イチで売り場に行かないと、夕方にはもう電池が消耗していて動かなくなってしまうのだ!)お腹が減ったら料理器具を実演販売しているおばちゃんからご飯をもらって、今度は屋上へ。屋上から天神をぐるっと眺めて、10円ゲームをして、のどが渇いたらフローズンコーラを飲んで、「うわークセーなぁ」なんて言いながら、ペット売り場の子犬をながめて・・・・。本当に一日中楽しく過ごしていた。小さかったボクにとって岩田屋は「料金無料のテーマパーク」だったのだ。

今思えば「店にお金を落とさないジャマ者」なんだけど、そんなジャマ者のボクを誰も怒らずに遊ばせてくれてたんだよね。芝居に登場させても、怒るどころか逆にイベントに呼んでくれるし・・・。岩田屋さんの「懐の深さ」には、すっかり惚れ込んでいる。

2003年2月25日 (火)

自分VS自分

あと1回という焦りから、人形の着色が雑になってしまった。しかも、よりにもよって「1番上に着ている着物の模様」がグチャグチャ・・・。あーあ、もう最悪。先生からは「まあ、初めてでそのぐらい書ければ・・・」と、なかばフォローが入ったお言葉が!

「時間もないし、ほかにも作業が残ってるからしょうがない」と自分に言い聞かせ、授業のあとはそのまま稽古へ。

稽古中は集中していたので良かったが、稽古が終わるとまた「雑に仕上げた事」がスゴク気になって、心の中で「だって時間無いし」という自分と、「モノを作る人間として、きちっとやらないのは恥ずかしいぞ!」という自分が戦い始めた。

脚本を書いているときや、かぶり物を作っているときもそうだけど、この「自分との戦いをどこまで続けられるか」が、作品の出来を左右すると思うんだよね。

悩んだ末、来週家に持ち帰って、全部やり直そうと決めた。

2003年2月24日 (月)

映像をあきらめた分

映像がないことが決まりしばらくへこんでいたが(今もちょっとへこんでるが・・・)「次回必ず作る!」と言うことで自分を納得させる。その代わり、ほかのスタッフへの注文が、思いっきり増えてしまった。照明、舞台、音響、衣装などなど・・・。

で、1番増えたのが舞台美術に関する注文。相談したら、しただけ形にしてくれる権藤君なので、つい頼ってしまうのだった・・・。というわけで、今日の打ち合わせでも注文出しまくりのボクだった。

2003年2月23日 (日)

衣装チーム奮闘中

稽古場についたら、着物が床一面に並べられていた。「なんだ、ギンギラの衣装にも着物たくさんあるんだ・・・」なんて思っていたら、今回の公演で使えそうなモノはちょっとしかないとのこと。

まあ、役のイメージがはっきりしているので、「着物なら何でもいい」とはいかないのが難しいところ。どうやらイメージ通りの着物を集めるのにずいぶん苦労しているようだ。

「うん、それは、よくわかる・・・大変なのはよくわかるんだけど・・・」でも、諦めるわけにはいかない!

心の中で申し訳ないと思いつつも、「妥協はいやいや」とダダをこねるボク。やっぱり「姫は姫らしく」「殿は殿らしく」あってほしいもんね。

2003年2月22日 (土)

即興的なモノを大切に

稽古中に、ある役者の演技が変わっていたのでビックリしてダメ出しをした。すると、「この前言われて変えたんですが・・・」と本人もビックリしている。で、色々話しているうちに、どうやらボク自身がダメ出ししたことを忘れていたらしい事が判明。「おいおい、大丈夫かオレ?」とちょっと動揺しつつ、みんなには、

「脚本を書くときはコツコツ型で、ダメ出しはひらめきの天才型なんだよ」

と、苦しい言い訳をしてみた。

2003年2月21日 (金)

残念ながら

各スタッフの「理想と現実」を突き詰めた結果、今回は映像の場面がカットになりそうだ。

今回上演する短編4本のそれぞれに、時代劇の王道のような「オープニングとエンディング」を作ろうと思っていたので残念でしょうがない。

実は、去年のうちに肥前夢街道に行ってロケハンも済ませていて「作る気マンマン」だったので、なかなか気分が切り替わらない。あーあ、せっかく、映像編集ソフトの使い方も覚えて、タイトルもほぼ完成してるのになぁ・・・。

まあ、確かに、「いちいち終わるごとに映像に切り替える」ってのが大変なのもわかるんだけどねぇ・・・。 

2003年2月20日 (木)

今月の食玩到着!

今日ついた荷物はコナミの「懐かしのSFビークル」と言うシリーズ。もちろん今回も箱買い。毎回書いてるが、このシリーズはホント出来がいい。全部で7種類のマシンはどれもほれぼれするモノばかり。

特にスペース1999に登場する宇宙船イーグル号の造形のすばらしいこと!

実際の資料写真と比べると、もちろん違うところもたくさんあるのだが、何が見事って、「ちゃんとそれらしく見える」と言うこと!これって、すごいよね。小さいサイズで、しかもコストが限られている中、「ちゃんとらしく」作り上げるなんて!

全体のバランスを破綻させずに、ちゃんと「省略と強調」を効かせた作品を作る。

この「バランス・省略・強調」って、モノを作る上でとても重要で、じつはギンギラのかぶりモノを作る時にも、このポイントをしっかりふまえて作るようにしている。と言うわけで、この食玩作品を手にとって眺めつつ「自分ならどう作るか?」を考えると、ものすごく勉強になる。

ボクがただ手に持って「キーン」とか言って飛ばして喜んでいるだけだと思ったら大間違いなのだ。

2003年2月19日 (水)

火をつけたり消したり-その2

稽古のあとにスタッフ会議。今日は衣装担当の立石さんも加わっての話し合い。13日の第一回目の会議をふまえ、それぞれが予算プランを出し、「理想と現実」のすり合わせが続く。もちろん、すんなり折り合いがつくはずはなく、10時過ぎから始まった打ち合わせは、夜中の2時近くまで続いた。

13日の会議と同じように、ひたすら「火をつけたり消したり」を繰り返したボク。

いや、今日は「絶対実現してくれなきゃイヤだー」と、火をつけてばっかりだったかもしれない。悪いなあーと思いつつも、ボクが諦めたらそこで終わりになってしまうので、「出来るだけ理想に近いプラン」に落ち着くまで、ひたすらねばる。

もちろん、それぞれのスタッフが頼りになるからこそ、ねばってるんだけどね。・・・って、フォローになってない? 

2003年2月18日 (火)

あと2回!

今日の授業中に、人形の完成発表会についての連絡があった。日程は3月11日からで会場はリバレインとのこと。11日と言えばちょうど本番の1週前になる。よりにもよって、公演の準備で1番忙しいときに発表会とは!もしかしたら、全然会場に顔を出せないかもしれない。せっかくの発表会なのになぁ・・・。出来ることなら自分の人形の横で1日中ニコニコしていたいところ。

「でも本番1週前と言えば、絶対かぶりモノ作りでバタバタしているもんなぁ・・・。」なんて思いつつひたすら仕上げの作業が続く。発表会当日のことより、まずは発表会に間に合うように人形を完成させなければ! 

2003年2月17日 (月)

CMみた?

なんのCMかって?週刊スタートレックのCMに決まってるでしょ!そう、宮城だけでテスト販売だったのが、遂に全国発売が決まったのだー!やったー!宮城版を無理矢理定期購読していた苦労がこれで終わる・・・。

トレッキーが集まるHPでの報告によると、なんと「スマスマ」の放送枠でもCMが流れていたとのこと!すごいぞー!

「え、たかがCMが流れたぐらいで嬉しいのかって?」

嬉しいに決まってるでしょ!だって深夜枠でひっそり放送されているスタトレの映像が、ゴールデンで流れたんですよ!ゴールデンで!こんな事あり得ないんだから! 

2003年2月16日 (日)

衣装の打ち合わせ

稽古が終わったあと衣装会議。全部で60近く登場するキャラの衣装をどうするか相談する。ギンギラはかなり衣装持ちのほうだが、時代劇は初めてなので、とにかく着物が足りない。あと全然無いのが袴。

とりあえず「すぐやられるキャラの衣装」はありモノでいいとしても、結局ほとんどのキャラの衣装は「買うしかない」と言うことになった。集めてきたカタログで値段を調べたが、ちょっと豪華な袴だと1腰(袴を数える単位は腰って知ってた?)で3万円ぐらいする。着物についても舞台映えするようなヤツになるとやはり高い。

「衣装がしょぼくなるのは絶対いやだ!いやだー!」と言い張るボク。先日の舞台打ち合わせに続き、またしても「理想と現実」のはざまで話し合いが続く。

2003年2月15日 (土)

肥前夢街道の全面協力

今回客演してくれる次賀くんが夢街道の方を知っていたので、彼を通して協力をお願いしていたのだが、どうやら全面的に協力してもらえそうだ。やったーいいぞ夢街道!

これで刀や鎧などの調達はうまくいきそうだ。

2003年2月14日 (金)

お菓子神社へ

太宰府天満宮の東側に「お菓子の神様」を祭った小さな神社がある。ウォーカーのコラムでこの神社のことを書こうと思い、改めて太宰府へ。

脚本に煮詰まったとき、公演の前後、そして年末年始と、ことあるごとに太宰府天満宮に行っているボクとしては、お菓子神社が太宰府にあることを知ったとき、またしても「何か縁のようなモノ」を感じてしまった。

2003年2月13日 (木)

火をつけたり消したり・・・・

稽古のあとスタッフ会議。メンバーはボクと、舞台監督の横山君、舞台美術の権藤君、照明のアラマッキーの4人。

それぞれの部署とは打ち合わせもしているし、やりたいことも伝えているのだが、問題は「では、どれを取って、どれをあきらめるか」ということ。さっそく、舞台装置の話を権藤君がすると、アラマッキーから「そのプランでは照明がつれなくなってしまうから」と待ったがかかる。

さあどうする?もちろん予算だって限られてる。

あいだで仲裁するつもりで話に参加していたはずが、どちらかが諦めそうになると「いやいや、諦めないで戦ってくれ!最初に打ち合わせしたプランを実現させてくれ!」と火をつけるボク。

火をつけたり消したり・・・・

2003年2月12日 (水)

衣装のレンタル代

今回登場する「敵ボス」の衣装は、脚本が出来る前から具体的な姿が頭に浮かんでいた。で、その衣装を借りるにはお金がどのくらい掛かるのかを調べてもらっていたのだが、今日金額の報告があった。その報告によると、1日レンタルで3万円かかるとのこと。

ということは公演6日間借りるだけで18万円!

ただでさえ、今回は衣装、装置、刀などの小道具など、かなりお金がかかりそうなのに、1キャラ分の衣装だけで18万円とは!

すでに具体的な姿が浮かんでいたんだけど、考え直すしかないかなぁ・・・。

2003年2月11日 (火)

あと3回

あと3回で博多人形体験講座が終わるというのに、ボクの人形が全然完成しない。本番が重なって仕方なく休んだ以外は、すべて出席して「黙々と作り続けている」というのに。やっぱり、「歌舞伎モノ」は初心者が作るには難しすぎたんだろうなぁ・・・・原型作りの時もギリギリまで時間が掛かったし。「どうせなら作り甲斐がある方がいい」なんて思ったボクがバカだった。

このままでは作品展示会でボクの作品だけ未完成なんて事になるかもしれない。それだけは何としてもさけたいので、1番時間がかかりそうな「顔」を持ち帰って、家で少しずつ作業することに。 

2003年2月10日 (月)

縁がある

リバレインにある文化芸術振興財団で打ち合わせをしていたら、あんみつ姫の支配人に会う。ここで打ち合わせの時には、なぜか支配人に会う事が多い。「よく会いますよね」なんて笑いつつ、しばらくお互いの近況報告会になった。

で、財団の打ち合わせが終わって、今度は西鉄グランドホテルで取材を受けることになっていたのだが、ホテルロビーの喫茶店で、また支配人に会った。

2003年2月 9日 (日)

今日から一般販売

稽古前に制作からチケット販売状況の報告があった。ショッパーズのプレイガイドで状況を確認してきたところ、すでに9割近くのチケットが売れているとのこと。プレイガイドの方の話によると、電話予約だけでなく朝からたくさんのお客様が買いに来てくれたらしい。「お客様が楽しみに待っていてくれている」という幸せを改めてひしひしと感じる。

期待を裏切らないように頑張らなければ!

大塚ムネトの不定期日記