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2002年11月

2002年11月30日 (土)

人間失格な「脚本モード」

明日のイベントでボクは福岡市役所を演じるが、かぶりモノが「別の役者の顔サイズ」になっているので、ボク用に再調整。(かぶりモノは、使う役者によって顔型のサイズが違う)

ところが、この作業中に右手にやけどをしてしまった。原因は「全神経が作業に集中していなかったから!」。いわゆる「うっかりミス」ってやつ。いかんなー・・・脚本を考えてる時っていつもこうなってしまう。「現実に対応している自分」がおろそかになって、「頭の中で脚本を考えている自分」に集中してしまうのだ。

「頭の中で役者が演じている舞台」に見とれている感じかなぁ・・・。

この時のボクは(自分で書くのもなんだけど)かなり気持ち悪い!いつまででもじっとしているし、かと思えば急に「ニヤッ」と笑ったりするし・・・。もちろん「頭の中のステージ」へのリアクションなんだけど、そんなこと周りの人にはわからないしねぇ。

夜8時からはイベントの稽古だったが、「脚本モード」なので全然セリフに集中できていない。たった10分のステージだからって、このままではヤバイ。今夜は徹夜してでも気分を切り替えなければ! 

2002年11月29日 (金)

香椎の某有名菓子店へ

某有名菓子店の店長さんから「取材OK」の許可をもらう。昨日の日記にも書いたが、当事者の話はとても面白いのでホント有り難い。約2時間ほどだったが、お店の事、お菓子へのこだわりなどを聞かせてもらった。

もちろん、本音の部分「自分の会社のダメなところは」とか「他の会社でおいしいと思うお菓子はなに?」なんて事もしっかり聞いちゃいましたよ!これがまた面白い話で・・・・・って、もちろん本番のお楽しみなので、ここではナイショ。

2002年11月28日 (木)

TVチャンピオンはタイマー録画にして

午後からももちの図書館へ。切りとってまとめてある新聞記事のなかに、某おかし会社の創業者が「自らの歴史」を語っているやつを発見、これが面白いのなんの!やっぱりどの業界も「当事者の話」はとても面白いなぁ。さっそく印象に残ったところをリポートにまとめる。予定外の資料に出会えたのは良かったんだけど、「前から目をつけていた資料」を読んでいる途中で閉館時間の7時になってしまった。続きはまた今度。

きっとこれから何回も通う事になるんだろうなぁ。まあ、持ち出し禁止の本が多いので仕方がないんだけどね・・・。

天神に戻って書店めぐりをしてから警固の「かりん塔」へ。今日は大将と「とことん飲もう!」と約束していたのだ。昨日に続いて楽しく飲み食い。 

2002年11月27日 (水)

アンケート集計

夜7時に稽古場に集合。みんなで11月公演のアンケートを「なんで知ったか?」とか「何回目か?」などの各項目ごとに分ける。いつもながらお客様の大半は「公演案内のDMを見て」という方。リピーターに支えられているのが良くわかる。さらにそのリピーターの方が「新しいお客様」を連れてきてくれている。(「観るのが初めて」と答えたお客様のアンケートのほとんどに、「友達に進められて」と書かれているのだ!)。リピーターと口コミの力に支えられてるのが本当に嬉しい。

だって、「また観よう!」とか「今度は友達を連れて行こう!」っていうのは、観て気に入ってくれたからこそだと思うんだよね。

アンケートの集計が終わったあとは忘年会の日にちを決めて、イベントの脚本を軽く読み合わせして解散。帰りに「立石さん行きつけの店 煮こみ」へ寄る。ここの大将が「翼をくださいっ!」以来、ずっとギンギラの公演を観てくれているとのことなので「じゃあ挨拶がてらみんなで食べにいこう!」ということになったのだ。残念ながら大将は休みだったが、「休みのお詫びに1杯目をサービスします。」と店員さんに言われてみんな大喜び。「これからも大将の休みの日を狙って行けば一杯目がタダになるかもね・・・」なんてバカ話をしつつ楽しく飲み食い。ここのホルモンはとても美味しかった。 

2002年11月26日 (火)

「ひよこ侍」を書きつつ

今週の人形講座も「楽しいヤスリがけ」。先週の失敗を踏まえて、今日は「うっかり表情にでないように」気をつけながら、楽しくヤスリがけをする。

家に帰ってきてから、徹夜で九州ウォーカーのイベント用脚本を仕上げる。担当の方から「10分ぐらいの話を・・・」と言われていたので、大体それぐらいの長さのヤツ。前半5分はお馴染みのキャラが登場、でもそれだけではつまらないので、後半5分は「いまの福岡の話題」を入れた新ネタにした。 

2002年11月25日 (月)

某おかし会社に取材できるかも・・・

いつも書いていることだけど、ボクの脚本は「まず取材ありき」で出来あがっている。毎回必ず、「テーマにしている業界の方に直接話を聞く」という作業をしているが、これがなかなか大変だったりする。

自分の知り合いに「その業界の人」がいればすぐに取材は出来るのだが、知り合いが全然いない事のほうが多いんだよねぇ・・・そんな時にいきなり「ギンギラ太陽’sの大塚ですが・・・」なんて電話しても、まず相手にしてくれないだろうし。で、ボクがまず頑張るのが「知り合いの知り合い探し。」直接その業界にかかわっていなくても、業界に知り合いがいる人を探すところから始めるのだ。

いままでで1番大変だったのは「翼をくださいっ!」で航空業界を取材しようとした時で、この時「パイロットの方」にたどり着くまでには、もう「知り合いの、知り合いの、知り合い」ぐらい間をつないでもらって、やっとのことでたどり着いたのだった。

じつは、いま書いている「お菓子業界」もたどり着くまでに苦労しているが、今日「某おかし会社の担当の方に会えそうだよ」という連絡がボクに入ってきた!(そう、今回も「知り合いの知り合い」作戦なのだ!)

すでに何社かの関係者から話は聞けているのだが、取材は多く出来るならそれに越した事は無い。それに、何より今回の取材が楽しみなのは「某筑豊の会社」に取材が出来そうだから!

脚本の構成はもう始めているが、「1から構成をやり直したくなるような面白い話」を聞く事が出来たら良いなぁ・・・

※ここでちょっと業務連絡。「関係者を知ってるよ!」という方がいたらぜひ掲示板にお知らせを!ボクが、喜んで取材に行きます。 

2002年11月24日 (日)

最近お気に入りの新聞

ギンギラの取材用に新聞は何紙かとっているのだが、最近は毎日新聞がお気に入りになっている。とくに経済面の「迫る」というインタビュー記事がとても面白い。

毎回、「地元経済界のキーマン」にインタビューしているのだが、相手が怒るような事もズバズバ聞くし、そのまんまギンギラの脚本に出来るような「赤裸々な裏話」で一杯なのだ。

しかも相手の答えているコメントがとても生々しくて、質問に対して相手が「怒ったり、困ったりしながら答えている」ニュアンスが、凄く良くわかるように書かれているのがたまらない!(たぶん担当記者の方の狙いなんだと思うけど)

前回のベスト電気社長のコメントは半分ぐらい切れながら答えてるような感じで、読んでるこっちがドキドキしたもんね・・・

あと、ここ何週か掲載が休みだった「毎日かあさん」も復活していた。昨日の経済面のマンガがカラーだったので「もしかしたらカラー連載に変わっているかな」と期待していたが、残念ながら白黒のままだった。西原マンガは色使いも魅力的なのでぜひカラーで見たかったんだけどなぁ・・・。

2002年11月23日 (土)

たぶん脚本には関係ないと思うけど・・・

ひたすらお菓子関係の取材をしているおかげで、「お菓子マメ知識」がどんどん増えてきた。例えば、鹿児島の会社が作っている「兵六餅(ひょうろくもち)」について・・・。

兵六って名前から「なんとなくノンキなオヤジ」を連想していたが、じつはこの兵六さんていうのは鹿児島の民話の登場人物で「妖怪退治の主人公」なのだそうだ。そう言われて改めてお菓子の箱を見てみると、確かに兵六さんは険しい表情で、手は刀にかけている。決して「ノンキに餅を食べてるオヤジ」ではなかったのだ!

「はーなるほどねー」

でも・・・きっとこの話は「ひよこ侍」には全然関係無いんだろうなぁー。

まあ、そんなこんなもひっくるめて、とにかくひたすら取材の日々。

2002年11月22日 (金)

料理が凄くおいしいお店「かりん塔」

警固にある「かりん塔」というお店へ。嬉しいことに、このお店の方々が「天神開拓史」を見てえらく感動してくれて、「公演が終わったら是非食べに来てくれ!」と誘ってくれていたのだ。

料理はうまいし、店の方は昨日観たかのように芝居の感想を嬉しそうに話してくれるし、何だか、とってもいい気分。

2002年11月21日 (木)

リフォーム王選手権

今日のTVチャンピオンはリフォーム対決。狭い2軒の家を「それぞれに住む家族の要望」に合わせてリフォームするという内容だった。

5日間という時間制限の中でリフォームをするのだが、まずは思いっきり家を壊すところから始まったので、それぞれの家族はあっけに取られていた。最近のリフォーム番組は豪快なものが多い。壁を壊すのなんか当たり前だもんね。なにかを作り足すというより、全部チャラにして1から作りなおすというのが最近のパターンみたいだ。

しかし、相変わらず「制限時間ギリギリでの作業」は、自分のことのようでドキドキしてしまう。最後はどちらの家も見事に「新しい空間」として生まれ変わっていた。ボク的には「もう勝負なんてどうでもいいじゃないか!どっちも優勝だよ、うん、よくやったよ!」と言いたかったね。

来週はペーパークラフト王対決とのこと。こりゃ2週続けて見ごたえがありそうだ。

2002年11月20日 (水)

忙しいのは良い事だけど・・・

昼から天神でコラムの取材。取材が終わったあとは12月にあるイベントの打ち合わせ。

公演が終わったばかりと言うのに何だか忙しい。「ひよこ侍」の脚本が遅れ気味なのに、こんな調子で大丈夫なんだろうかと、チョット不安になる。今年こそは何としてもクリスマスや正月という「人として当たり前の行事」をちゃんと楽しみたいのだが・・・。

参加者がボク一人だけの「年忘れ脚本書き大会」は、今年はごめんだ! 

2002年11月19日 (火)

うっかり楽しい一時

「芝居の打ち上げで最初のビールを飲むとき」とか「待ちに待った映画を劇場で観る瞬間」などに負けないぐらい楽しいのが「ヤスリがけをしている時」。

無心になって材料の表面をヤスリで磨き、だんだん表面がツルツルになっていくのを指で触って感じる・・・。600番ぐらいの紙やすり(番号によって目の粗さが変わってくる。数字が小さいほど目が粗くなる)で磨いているときが1番楽しいかなぁ。

で、今日の人形講座の話なんだけど、なんと今日は「彩色前の下地作り」ということで、授業時間の全てが大好きな「ヤスリがけ」だった!

もう大喜びで「ヤスリがけ」をしていたボク。もしかしたら「うっかり笑顔」になっていたかもしれない。・・・しまった!「ヒゲが笑顔でヤスリがけ」うーん、これってかなり気持ち悪いよね。今度からは気をつけなければ。

2002年11月18日 (月)

もしかして知り合いの方?

ボクが演じていた「宇宙海賊キャプテン・スペースワールド」は、もちろん「キャプテンハーロック」がモデルになっている。シーガイアの人工波に負けないキャプテンが、「このドクロの印はロマンの印だ!機械や電気など歯が立たない熱い血潮の力なのだ!」というセリフを言うが、これなんて、まさに松本零士大先生の世界。

松本マンガは小さい頃から大好きなので「宇宙海賊キャプテン・スペースワールド」は演じていてスゴク気持ちが良かった。あの衣装を着ただけでテンションが上がりまくりだったもんね。

なんとかひよこ侍にも登場させられないかなぁ・・・なんて考えながら最終日のアンケートを読んでいたら、感想のところに「今度松本先生に会った時に話しておきますね・・・」と書かれているアンケートを発見!

「え?今度会った時に話す・・・松本先生に!?」

ということは・・・ま、まさか松本先生の知り合いの方なのか?!アンケートに書かれている住所をみると東京の住所になっている。ああ・・・スゴク気になる。

アンケートを書いてくれたあなた!もしこの日記を見たら「ことの真相」を掲示板に書きこんでくれませんか?ドキドキしながら待ってますよ!

2002年11月17日 (日)

無事公演が終了

出番の直前にかぶりモノが無くて慌てる役者がいたり、そでのパネルに激突する役者がいたりと、今回も本番中に様々なハプニングが起きていた。

しかし、お客様に「あら、何かあったのかな?」なんて不安をあたえたら、もうお芝居を楽しんでもらえなくなってしまう。

ハプニングを起こした当事者達は、みんな必死で「何でもないフリ」をしながら芝居を続けていた。(まあ、中には「しくじったな・・・」ってバレバレな事もあったけど・・・)

まあ、ハプニングは「生の舞台の良い所」ということで・・・・ね。 

2002年11月16日 (土)

大丈夫かオレ?

カーテンコールでの出来事。キャスト紹介をしていたら、突然「ある役者」の名前が出てこなくなった!もうビックリ。どういう訳か、名前が出てこないのだ!その役者の顔を見つめたままボー然としてしまったボク・・・。

最初はみんなも「もう、忘れたフリなんかしないでくださいよ」みたいに笑っていたのだが、ボクが本当に名前が出てこなくて困っていることに気がついて驚いていた。そりゃ驚くよね、何年も一緒にやっている役者の名前が出てこないなんて・・・自分でも信じられない。大ショック!

でも、1番ショックを受けていたのは忘れられた本人だったようで・・・。モチロン終わったあとは楽屋で何度も謝りましたよ。

2002年11月15日 (金)

開場の1時間をどうするか

前回公演のアンケートに「開場時間が30分ではゆっくり料理が注文出来ない」という意見が多く書かれていた。今回はこれを解決するため開場時間を1時間にすることに。ただし、何もないまま1時間待たせるのでは芸がなさすぎる。

で、開場時間中にバス軍団で客席に乱入して「記念写真大会」をすることにした。

開場して30分ぐらい経った頃、突然会場に鳴り響くテーマ曲と共にバス軍団が登場して「今から記念写真大会をやるぞ!」と宣言。突然のハプニングに会場は大盛り上がりだ。

芝居の上演中だと、時間やテンポを気にしてゆっくり写真を撮っていられないが、今回は「開場時間を楽しんでもらう」というのが目的なので、時間を気にせずに会場中のお客さんと記念写真をとっていた。途中色んな話をしたり、テーブルの食事をご馳走になったり・・・この「記念写真大会」はとても楽しい時間だった。

2002年11月14日 (木)

今日から会場のバクーで仕込み。

前回は夜にクラブ営業があったので舞台を夕方までしか使えなかったが、今回は夜まで1日中使えることになったのでかなり時間に余裕がある。

ギンギラの公演は、照明・音響のきっかけが多いので、きっかけ合わせに時間がかかってしまう。そんなわけで、仕込みの時間が長いのは本当にありがたい。今回は時間に余裕があるので、いつも以上に細かくきっかけ合わせをする事が出来た。

かぶりモノのほうも、いつもなら「半泣きになりながら本番ギリギリまで製作」している事が多いのだが、今回は計画通りほとんどの作業を終了しているので安心。

「ああ、毎回こうありたいなぁ。」

2002年11月13日 (水)

間に合ったぞ!

部屋の中が「完成したかぶりモノ」で占領されつつある。しかし、今回もよく作ったなぁ・・・。

ふと、「今回の芝居にいくつのかぶりモノが登場するのか」が気になったので数えてみたら、何と30個を越えていた。あれ?1時間の作品で30個登場って・・・

「おいおい、2分毎に1回キャラが登場するのか?」

自分で脚本を書いておいてなんだけど、そりゃ出し過ぎだよね。

2002年11月12日 (火)

彩色

原型が無事焼きあがったので、次はいよいよ人形の色付け。今日の講座では、自分の人形に色を塗る前に、まず小さな人形を使って彩色の練習をした。

講座は8時半に終了、そのあとは稽古場へ。ここ何回かが通し稽古ばかりだったので、今日は細かく部分練習をする。

2002年11月11日 (月)

アキラも実写になるそうで・・・

今朝のニュースで、ハリウッドの映画ブローカーが日本映画のリメイク権を買っている話が紹介されていた。日本の映画会社は「すでに作った映画」がお金になるとあって大喜びしているらしい。

ハリウッドの企画不足が深刻なのかなぁ・・・そういえば、「日本マンガの実写化」と言う話題もよく聞くし。

ちょっと前に「ドラゴンボール」がハリウッドで実写化と言うニュースが流れたがその後どうなったんだろう?ちゃんと計画は進んでいるのかな。

大塚ムネトの不定期日記