CSで1月から3月にかけて「ミステリーゾーン 全154話」が放送。長年見たかった憧れの番組だったので、もう大喜びで録画した。
休みの度に少しずつ録画を見ていたが、ついに今日で全て見終わってしまった。ホラー、SF何でもありの見事な短編集だったよ。
1984年2月号のスターログに「全エピソードガイド」が掲載されている。短い文章ながら、どんでん返しのオチまで書いてあり、「見た事がない映像を想像しながら」ワクワクあらすじを読んだなと。
ところで、表紙見出しの「小松左京インタビュー」は、公開直前となった「さよならジュピター」についてだった。
「さよならジュピター」・・・この映画には、本当に全国のSFファンが期待していた。「ああ、それなのに、それなのに・・・」。この映画について興味がある方は検索して欲しい。ボクら当時のSFファンが、いかに期待し、そしてズッコケたか。まあ、いまではズッコケ含めて懐かしい思い出だけどね。
僕の脚本作業は、頭の中のステージでお題に基づく即興劇を繰り返し「一番面白かったやりとり」を記録する方式なので、眠くなるとどうにもならない。いったん朝方で作業を打ち切り仮眠を取る。
昼から再開したが、ある出来事を追加する事で、全てがスムーズに展開するようになった。まるで最初から決まっていた正解にたどり着いたような感じ。
名場面の予感。
脚本の書き方と同じで、演出方法も様々。ボクの場合は、まず場面全体のイメージを全員に伝えて、役者それぞれの感情と動きを整理していく。まずは大まかな輪郭作りというか。
そして回数を重ねながら心情と表現の度合いを確認し、さらに精度を上げて立体化していく。
今日は、かなり重要な場面の立体化だったが、稽古中に「新たな場面を書き足すアイデア」をひらめいたのでので、今夜から明日にかけて修正する事に。
去年の誕生日は、「さよなら天神コア公演」の中止が決まった日だった。3月を5月に延期して、ギリギリまで上演の可能性を探っていたが、緊急事態宣言でホールがある駅ビルに休業要請が出て、ついに万策尽きたのだ。
その中止発表が、偶然とは言え自分の誕生日だったので、すっかり落ち込んでしまった。理屈で「仕方がない」と自分を納得させようとしたが、心が折れてしまったというか・・・。ついには執筆途中だった「岡部平太の脚本」も、中止が怖くて書けなくなってしまったほど。
「絶対公演を実現させる」と、岡部平太さながらに奮闘する仲谷座長に励まされ、何とか脚本を書き上げ、みんなで力を合わせて公演を実現させたが、本当に苦しい「誕生日からの1年」だったなと。
さて今年の誕生日。残念ながらコロナ禍での苦しみは、まだ世界中で続いている。ワクチン接種が進む外国を見ると光が見えてきそうだが、まだまだ先になりそう。
今日のタイトルに書いた「か行の苦行」というのは、春のお約束「花粉症(治ったと思ったのに、コロナのストレスが原因かな)」に「黄砂」に「コロナ」に「公演中止の恐怖」。
去年は心が折れてしまったけど、さすがに止まってはいられない。今年の岡部平太の脚本には「少しずつかもしれないが、それでも諦めずに進もう」という願いを込めている。
さらに「ギンギラ再開企画」も進んでいる。詳細は間もなく発表予定なのでお楽しみに!
今月から博多駅そばの稽古場へ移動。前回の岡部でも使っていた場所で、道具や衣装も置いておけるので助かる。
去年のコロナ禍での公演も、この稽古場で乗り切った。前回同様、検温・消毒から始まり、マスク着用、50分ごとに10分換気など、きちんと対策をしながらの稽古。
50分ごとにブザーが鳴るタイマー。コロナが落ち着くまでは仕方がない。
今日は振付とアクションの稽古。まずは振付担当の近藤さんの指導で、オープニングの歌に動きをつけていく。動きのイメージは、岡部が作った平和台で開催された「第3回国体の入場場面」。戦争を乗り越えた人々の「苦しいがそれでも前に進むのだ」という決意の行進をイメージ。
稽古後半はアクション場面。岡部と妻ステの出会いを、今回は「2人が武術対決をしながら恋をする」という展開にしているので、アクション担当の屋宜さんと相談しながら「戦いの動き」を作っていく。
稽古終りにサプライズ演出があった。今日が誕生日の座長と、11日が誕生日のボクに、誕生祝いが!もちろん、プチ贈呈式のあとはすぐに解散。
コロナ禍で、公演、イベントなどの打入りと打上げが出来ない状況が続いている。ギンギラで言うと稽古合間の「お菓子&お茶タイム」もずっとやっていない。今日のお祝い会も含めて、全て落ち着いたら大宴会をしようと思う。
今は我慢。稽古が出来ているだけで、ありがたいと思わなければ。
岡部平太が作った平和台陸上競技場で記者発表。
ショーマンシップとギンギラメンバーだけでなく、ゲストの立川生志さん、北田 祥一郎君、キャラクターデザインの谷口亮さん、原作の加茂川さんと田中さんも駆けつけてくれた。