大塚ムネトの不定期日記

朝から九州新幹線で熊本へ。今日は高校演劇部の生徒たちを対象にした脚本ワークショップ。午前中は、ざっとギンギラの世界観を説明し、昼食をはさんで午後からは公演映像をみせながら細かく解説。場面ごとに映像を止めて、脚本の組み立て、暗転を入れない照明の工夫、演出の狙いなどの技術論を。ボク自身が高校演劇出身で、経験として「当時知りたかったこと」がわかるので、地区大会で生徒たちがすぐに実践できるようなこと心がけて話した。

朝から夕方まで、あまり堅苦しくならないように面白話も入れつつ、とにかく喋ったよ。先週までほとんど喋っていなかったのが、今日は１日喋りっぱなしと、ちょっとメリハリがつきすぎかも。

ワークショップの最後は、それぞれの学校ごとに課題の発表。事前に「自分の学校をキャラにして、取材を元に１０分の物語を作る」と言うお題を出していたのだ。

デザインに走りすぎて使いにくい校舎の話や、古い校門と新しい校門を主役にした学校の歴史、銅像がモノ語る話、苦労して残した校庭の木の話など、どれも「知ってるようで知らない身近な物語」で楽しい。生徒たちは、お互いの話に笑ったり感心したりと良い感じ。「身近なモノを通して人々の物語を知る」という、ギンギラの醍醐味を体感してくれたと思う。

今回は１日だけのワークショップなので、ボクの目標は「物語の完成」ではなく、「物語を作る楽しさを見つけるキッカケ作り」。今日の体験をキッカケに、部活で物語ごっこをするようにと伝えて話を締めくくった。

今日は、福岡地所の社長である石井さんとの懇親会。

昨日で書き上げたので、今日はお酒も解禁。キャナルの話を中心に、地元経済のあれやこれやを酒の肴に、楽しい一時を過ごす。

「体制が変わっても頑張れよ」と、背中を押してもらった気分。

明日はキャナル関係者との食事会が決まっていたので、「明日おいしい酒を飲む」との目標で進めていた書き直し作業が、今朝の８時についに終了した。

「やったー！！書きあがったよー！！」

寝るか脚本を書くかと言うぐらい、ひたすら書き続けていた苦労が、ようやく形になった。嬉しすぎて徹夜も辛くない。

元脚本の、登場キャラが多すぎてダラダラしていた部分を短くまとめ、さらに追加取材でわかった視点を追加と、やっと自分が思い描いていた本になったし！

さっそく制作陣に本を送り読んでもらうことに。その上で、２つの企画のどちらを先に上演するかを決めるのだ。

もちろん出演して欲しい役者にも、読んでもらおうかと思う。 

今日はギンギララジオ３月分の収録。今回は、「天神地下街」「新天町」「大丸」「ユーテク」「タクシー運転手さんから聞いた良い話」の５つ。約５分のミニ番組ではあるが、きちんと取材に基づいた上で、ちょっといい話を紹介している。

で、いつものようにサクサク収録をと思っていたら、急に咳が止まらなくなって中断。実は、スケジュールをうまく調整し、ここ１週間ほど、本当に引きこもって書き続けていたのだが、どうやら誰とも喋らずに１週間過ごしたところで、急に声を出したのが原因みたい。水分を取りながら、ゆっくり喉を使うように気をつけて収録は無事終了。

振り返ってみれば、本当に誰とも喋らない日々だったなぁと。食事は買い込んでいたモノを食べ、寝るか脚本を書くかの毎日。途中で制作陣からの返事をふまえて、前半部を書き直したりしながらの全力脚本。

体制が変わったこともあり、「準備時間をしっかり取るために早く仕上げるぞ」と自分に誓っているのだ。

１つはすでに脚本がある企画。そしてもう一つが、今書き直しをしている企画。

どちらを先に９月に上演するかを決めるため、ひたすら書き直し作業が続いている。

今日は、ほぼ完成した前半部を制作陣に送り読んでもらう。かなり大胆に書き直した部分が、さてどう受け止められるか？

返事を待ちつつ、後半部の仕上げへ。