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2011年5月

2011年5月31日 (火)

怒濤の書き直し中。

一公演分の小ネタをあっという間に作ったばっかりに、つい欲が出て「もっと面白い壮大な物語を!」との苦戦が続く。

今日の稽古場は黒板がある部屋だったので、頭の中にひろがっている物語を、一気に黒板に書き出す。あっという間に黒板一杯になる相関図にみんな驚いたかも。

表にしたことで、みんなも物語を共有。おかげで、展開がボンヤリしていた部分で良いアイデアが。

それぞれの提案に、良い点、悪い点を説明しながらまとめていく。まるで脚本講座のような1日だった。家に戻って、みんなから出たアイデアを勢いでまとめる。早くも脚本は第7稿に。

2011年5月29日 (日)

トークライブ

福岡市美術館で、九州派の一員として名乗りを上げ、現在も活躍されている画家の菊畑茂久馬さんとトークライブ。

ちなみに、九州派というのは、1950年~60年にかけて福岡で活動していた前衛芸術家グループのことで、その名は全国に知られて伝説になっているほど。

今日のトークライブは、市の美術館で作品展が行われることを記念してのイベントで、ボクが聞き手として、菊畑さんが青春時代を過ごした当時の天神について話を聞いた。

九州派としての活動の話から、実は街作りにも関わっていて、岩田屋Zサイドのデザインを監修したことや、何と地下街のカッパの噴水も菊畑さんの企画だったという話など、面白話が続いた。

パワフルでかっこいい表現者の先輩。

終わった後は見に来ていた福大の田村先生、アストロさんと飲む。先輩方の話は楽しくてためになる。

2011年5月17日 (火)

長編化決定!

つい稽古場で、ポロッと「これ長編に出来そうだよね」と、言ってしまった。「そうだ、そうだ」と盛り上がるみんな。

と言うわけで、まさかの脚本作業スタート。自分で決めたところもあるだけに、たちが悪い。

ああ・・・苦しいけど楽しい!!

2011年5月15日 (日)

続々小ネタ生産中

街が動いているおかげで、続々小ネタが出来ている。すでに上演予定時間を超えるほど。おバカで楽しいネタばかり。

さあ、あっという間に7月公演の準備が完了だ・・・・と、思っていたが、ふっと「もう少し頑張れば壮大な物語にまとまるのではないか・・・」と、悪魔のささやきが。

ああ・・・自分で自分の首を絞めるのか?さあ、どうする?

脚本が早く出来すぎるのも、良くないのかも。

2011年5月 7日 (土)

久々の音二郎会議

アクティブの事務所で博多座公演の最終決算報告会。久々に長谷川先生に会う。先生は12月公演のあとも、貞奴生誕140年記念のミュージカルを観に行ったり、茅ヶ崎のシンポジウムに参加したりと、音二郎にまつわる行事が続いているそうで、さすがライフワークにされているなぁと。

劇場で撮った全体記念写真をもらい、その人数の多さに、「よくやったよなぁ」としみじみ。

12月博多座、2月キャナル劇場、4月公演、地デジの撮影、どんたく・・・ギンギラメンバーもよく頑張ってくれたなぁと。

そう言えば日下部君ともすっかりご無沙汰になっているし、関係者で集まって色々話したい気分に。

2011年5月 6日 (金)

7月DM入稿

7月のDMハガキを今日入稿。絵は、いつものようにボクが全体イメージを書いて、イラスト担当の庄ちゃんに仕上げてもらった。

「ヤア!ヤア!ヤア!」な感じになっているのでお楽しみに!

来週14日に発送作業をするので、今月中には手元に届くはず。

なお、4月公演を見てくれた方は、当日パンフレットに先行情報を載せているので日時チェックをお忘れなく!

2011年5月 3日 (火)

どんたく

待ちに待ったどんたくの日。去年は体調を壊して休んでいたので2年ぶりに参加。バス軍団になった西鉄新入社員たちと共にパレード。道路の両側にはたくさんの人々が。手を振ってくれる方、カメラを構える方など、みんな楽しんでくれている。ボクらも手を振って応える。本当に楽しい時間。

昔からある祭だが、今のどんたくのスタイルは、戦後の焼け跡で「復興を頑張ろう」とはじまった。だから参加者はみんな「DO FOR JAPAN」のバッチを胸にパレード。稽古期間中は、「場面の時間を計るため」首からストップウオッチをさげているが、これからは、このバッチもつけようと思う。

パレードのあとは西鉄の皆さんと一緒に打ち上げ。社長をはじめ幹部の方々も一緒に新入社員と飲んで語り合う。そこにボクらも仲間入りさせてもらっている。もう7年目かな。

毎年楽しみな、ギンギラにとって大切な行事。

2011年5月 2日 (月)

さすが師匠!&今日はマンガ大会

地元の音響マンで、ボクが勝手に「師匠」と呼んで尊敬している方がいる。この方は、ボクが作ったミニドラマ「NHK版ひかり侍 5話」「ポンキッキ版ひかり侍 10話」「地デジスポット第1弾」と、全ての映像作品の音響を担当してもらった方。

たった2分に、どれだけの音を入れるんだと(もちろん、ボクが要求したからなんだけど)、どこまでもこだわってくれるプロ。当然今回のスポット3本も頼んでいる。

今日は最初の打ち合わせだったが、何と、もうほとんどの部分に音をつけてくれていた。ボクの趣味や演出もわかっているのでバッチリ。これには感動したなぁ。

おかげで、今日1日かかると思っていた打ち合わせはすぐに終了。やはり頼んでよかった!

夕方から時間がとれたので、昨日に続き今日も本の世界へ。今回はマンガ大会。まずは、「宇宙兄弟13巻」。いつもながらの安定した面白さ。中身より、帯の「小栗旬で映画化」にビックリ。イメージが合うのかなぁ。

続いて「テルマエ・ロマエ3巻」。話題のお風呂マンガ。ワンパターンを指摘する声もあるが、ボクは、お風呂というテーマで、よくもまあ、ここまで面白く出来るなぁと感心。合間の風呂コラムをよんでも、作者がトコトン取材研究しているのがわかる。作者の世界観の深さがあるから、色々な切り口が出来るのだと思う。「トコトン取材」。ボクも見習わなければ。

このお風呂マンガに出会って以来、せめて「話題のマンガ」ぐらい読んでおこうと思うようになり、今年は「3月のライオン」に挑戦。今発売中の5巻までを一気読み。高校生のプロ将棋の棋士が主人公の、なかなか切ない物語。登場人物が、憎まれ役まで含めてどれも良い。また面白いマンガに出会えて嬉しい。 

2011年5月 1日 (日)

G.Wは「活字の世界へ」

去年倒れて思ったのは、「忙しい時こそ、きちんと休まないといけない」と言うこと。ぶらりと旅に出れたらいいが、諸々準備があるのでそうはいかない。で、せめて今日一日だけは完全オフに。

早朝に目を覚まして、たまっていた本を次々読む。実際の旅に出れなくても、活字の世界をフワフワする作戦。

まずは「史上最強の内閣(小学館)」。東京の内閣は2軍で、実は本当の内閣が京都にあるというエンタメ小説。小説では「ある外交問題」に焦点が置かれていたが、他の問題もぜひ解決して欲しいなぁと、読みながら別の物語を妄想しつつ。楽しい政治シミュレーション。

次がベストセラーの「デフレの正体(角川書店)」。著者の藻谷さんとは、福岡市の都心構想委員会の時にご一緒していて、その時も着眼点が面白い発言をされていた。この本でも、そもそもなぜ景気が悪くなっているかについて、公に発表されている統計資料を基に、わかりやすく面白い切り口で紹介。楽しい経済解説。

活字の旅の締めくくりは、「海に沈んだ町(朝日新聞出版)」。大好きな三崎亜紀さんの短編集。いつもそうだけど、現実から独自の世界に進む物語が楽しい。昔から三崎さんの作品を舞台化したいとの思いがあるので、今回も、「舞台で上演しているイメージ」で読む。地震のことがあったので、表題作にはドキッとしたが、もちろん地震よりも前に書かれた物語で、この悲しい偶然はご自身もショックだったのではないだろうか。最後の作品「ニュータウン」では、重要な役どころの登場人物が「大塚」と言う名前で、いよいよ自分が演じている舞台を妄想。今回も存分に三崎ワールドを楽しんだ。

三崎さんは4月公演にも来てくれていたようで、この「何となくつながっている感じ」が嬉しい。でも、出来たら直接会って色々話したいところ。

大塚ムネトの不定期日記