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2009年4月

2009年4月26日 (日)

いよいよ「走れ!ひかり侍」放送!

ドラマ25分(5分×5話)とメイキング風景30分をあわせた約1時間の番組。ロケの様子、キャストの素顔紹介、博多車両基地へ0系に会いに行く模様など、かなり盛りだくさんな内容。

年末から年明けにかけて全力で作ったドラマがようやく放送になる。果たしてお茶の間はどんな感じなんだろうか・・・。一軒一軒見ている人の様子を見に行きたいぐらい。

放送を見たあとは、長谷川法世先生のアトリエへ。某企画の打ち合わせ。先生との話は毎回面白く、つい長居をしてしまう。今日も午後から始めてあっという間に夜。詳しくは解禁になったら発表しますので。着々と進んでいるので乞うご期待

2009年4月25日 (土)

本屋大賞「告白(作・湊かなえ双葉社刊)」

少年犯罪が題材の連作集。とにかく、第一章の「聖職者」と題した、主人公の告白で進む導入が見事。救われない話だなと思いつつも、グイと心をつかまれてしまった。

良くできているし、色んな方が感想で書いているように、ボクも最後まで一気に読んだ。と言うか、読まずにはいられなかった。ただし、ネタバレになるので詳しくは書かないが、あまりにも救われない話に、人によっては嫌な気分になるかも。

でも、読んでる間は、「嫌な気分」と「恐怖」と「興奮」に夢中だったのは確か。作者に降参。ネットで他の方の感想を見ると、賛否両論。どちらの言い分もわかるなぁ。

気分直しに続けて2冊読む。まずは集英社新書の「手塚先生、締め切りすぎています!」と言う、長年手塚治虫のアシスタントをしていた人のエッセイ。まずこのタイトルにドキッとしてしまう。先生の忙しさは凄まじい。天才の苦悩、生々しいところも紹介されていて面白かった。ちょうどNHKBSで「週刊・手塚治虫」も始まっているのでリンクする話も多数。

でも、読み終わるとまだ「告白」の後味が。いかん・・続けて共同通信社刊「オーディオ小僧の食いのこし」に逃げる。これは1960年代にオーディオにハマった作者のイラストエッセイ集。その姿はまさにボク自身。FM雑誌(ボクはレコパル派だった)を買って、番組表を蛍光ペンでチェックし、ここ一番は高いメタルテープに録音する・・。恥ずかしいぐらい同じ事をしていた。きっとボクの世代には多いのでは。当時の番組で言うと、ボクはFMの「音の本棚」と言うラジオドラマを放送する番組が大好きだった。これで放送した「2001年宇宙の旅」は、今もカセットテープを持っている。ボクのお宝。

久々にテープを聴き、気持ちが宇宙に行ったところでちょっと気分復活。「告白」には大変な思いをしたよ。

2009年4月24日 (金)

「BORNTORUN」劇場中継

今日は朝からポンキッキの収録で東京。番組も2年目、ギンギラなコーナーも登場予定なので楽しみにしていて欲しい。実現すればかなりビックリな企画になるはず。ただいま実現するように調整中。

今日は羽田空港そばのホテルに宿泊し劇場中継を見る。東京で見ている自分が変な感じ。

2009年4月20日 (月)

「廃墟建築士(作・三崎亜記集英社刊)」

福岡在住の三崎亜記さんの本は全て読んでいる。「となり町戦争」から最新作の「廃墟建築士」まで。ボクは大ファン。

「となり町との戦争が始まる」と言う文章から始まる「となり町戦争」では、日常の風景に、非日常であるはずの戦争が「さりげなく入り込んでくる」不思議な世界を描いていて、一気に引き込まれた。出来ることなら、これを舞台化して上演したいぐらい大好きな作品。

最新作の「廃墟建築士」は4つの作品からなる。「七階闘争」は、建物から7階を撤去しようとする人々と、それに反対し七階を守ろうとする人々の話。こう書くと、なんのこっちゃと思うかもしれないけど、作者の物語る世界の心地よさに、いつの間にか日常が不思議な世界に変わっていく。これがたまらなくいい。

先日ある記者さんから、「三崎さんを取材した時にギンギラの話が出て、毎回観てるとのことでしたよ」と教えてもらい、「こちらこそ毎回読んでる大ファンですと伝えてください」と話したけど、伝わっているかな・・・。

2009年4月19日 (日)

博多ワークショップ

昼からワークショップの内容について打ち合わせ。ギンギラからはタクジ、コガキョ、ゲンにも講師として参加してもらっている。この3人は、すでに財団主催のワークショップなどで経験を積み重ねているので、とても頼りになる。

ミーティング初日から、3人が「具体的なカリキュラム案」を持ってきてくれたし、ボクがイメージで「やりたいこと」を話すと、すぐに3人が具体的なやり方を提案してくれる。3人が講師をやっているのは知っていたが、ここまで見事に経験値を積んでいることに本当に感動した。

このワークショップでは、博多の街にどんどん探検に行こう考えている。楽しみだ。

2009年4月17日 (金)

某ゲームCMの撮影

今日はギンギラ古株チームでCM出演。そのゲームは子供から大人まで楽しめる有名なゲームで、今回のウリは8人まで対戦出来ること。

というわけで、CMの設定は、「某ゲームに熱中する稽古場」。僕らは本当に、ただひたすらにゲームを楽しみ、その様子を撮影。遊んでいるだけでいいなんて!

誰かが「毎日、こんな仕事があればいいのになぁ」と言った。ホントそうだね。

2009年4月15日 (水)

追悼イベント打ち合わせ

非売れの木村さんが制作で参加してくれることになった。あっという間に資料を作ってくれたりと頼もしい限り。糸山さんと木村さんが事務局担当になってくれたのでもう安心。これでボクは、「いかにハチャメチャなイベントにするか」と内容に全力を注げる。

今日は全員で中身の相談。ボクはすでに今回用のコント脚本も書き上げているし、これまでのストックからコントを上演してもいいと思っているので、他のメンバーがどうしたいかを聞く。と言うか、ボクとしてはこのイベントが実現した時点で目標達成なので、あとは参加するメンバーが楽しんでくれること、そのゴールとしてお客様に喜んでもらうことが重要。

こちらも間もなく発表なのでお楽しみに。

2009年4月13日 (月)

ついに発表「ギンギラ全国ツアー」

HPで今年の予定を発表。5月から6月にかけては、博多の街をワ-クショップで芝居にする。8月は美術とのコラボで震電を上演。そして10月はギンギラ初の全国ツアー。北海道、大阪、四国など全国をまわる予定。今年も新しいことに次々挑戦するギンギラをよろしく!

まずは今月25,26の「NHKギンギラ2日連続登場」から!

2009年4月12日 (日)

ゲンありがとう

今日はどんたくの踊りを覚える日。昼からあんみつの劇場で稽古。その後はギンギラメンバーでのミーティング。間もなく発表の今年のことなどを色々相談する。途中でボクの誕生会も。

今年は会場決めから、誕生会の手配までゲンが頑張ってくれたとのこと。

2009年4月11日 (土)

ボネガットの本を発見!

今日はボクの誕生日で、大好きな作家ボネガットが亡くなった日。なにげにジュンク堂でボネガットのコーナーを見ていたら、「バゴンボの嗅ぎタバコ入れ(ハヤカワ文庫)」という初期短編集を発見!どうやら買い損なっていた本があったみたい。

やったー!!最高の誕生日プレゼントになったよ。

2009年4月 8日 (水)

福岡市美術館30周年記念公演

午後から美術館へ。夏に企画している「30周年記念公演」の打ち合わせ。あまり知られていないが、美術館入ってすぐの所に講堂があり、ここを劇場として使おうとしているのだ。

演目は、翼外伝「幻の翼 震電」。

期間中2階のギャラリーには、震電プロジェクトで制作した「実物大の震電」を展示し、下の劇場では、プロジェクトから生まれた芝居を上演と、ギンギラ初の「美術と演劇のコラボ」に挑戦する。日程は終戦をはさんだ8月11日から16日。

公演最終日が終戦の15日ではなく16日なのは、終戦で震電の解体命令が出たのが16日だから。16日には特別イベントも企画している。時空を超えて、「8月の福岡で起きたこと」を美術と芝居で体験するのだ。

最終日の16日がちょうど日曜日なのは必然だったような気分。

2009年4月 7日 (火)

マヤ北島さんの追悼イベント計画中

3月30日の西日本新聞朝刊にマヤさんの特集記事が文化面に掲載されていた。この中でもちょっと触れられていたが、マヤさんの追悼イベントを計画している。発起人は、ボク、きららの池田さん、非売れの田坂の3人。今日はアートマネージメントセンター(AMC)の糸山さんと、会場となる大博多ホールで打ち合わせ。

今回、各スタッフはほとんどボランティアのような形になる。それでもいいよと言って参加してくれたメンバー、さらに事務局として名乗りを上げてくれた糸山さんに大感謝。

マヤさんはおバカなことが大好きな人だったので、「1日限りの大騒ぎ」で追悼しようと思っている。

2009年4月 5日 (日)

どんたく稽古&西鉄バスの本に

今年もやってきましたこの季節!そう、ギンギラは西鉄隊の一員として5月3日のパレードに登場する!毎度お馴染みのこのイベント、今日は今年の振付を覚える日。

ちなみに、今発売中の、「続・西鉄バスの本(ぽると出版)」と言うムック本には、どんたくで踊る我らが西鉄隊の写真とギンギラのことが紹介されているよ。

2009年4月 4日 (土)

原稿&CD修理

家に一日こもって原稿。複数の企画が同時進行なので、優先順を間違えないように作業を進める。ボクの場合は、こうして複数の企画が同時進行している方が、飽きた時に切り替えられるので丁度いい。全体では1日中書いているが、短時間の集中を繰り返している感じというか。

夜は注文していた電化製品修理用のゴムチュ-ブが届く。

長年愛用しているCDコンポのフタが開かなくなり、ずっと手で無理やり開けて使っていたのを、自分で修理することにしたのだ。本体を分解して、フタが開かない原因を調べると、モーターからの動力を伝えるゴムバンドが伸びていることがわかった。とっくにメーカーの部品保有期間を過ぎているので、交換用ゴムバンドは諦め、工業用のゴムチューブで部品を作ることに。こういう特殊な材料も今はネットですぐ手に入る。便利になったよね。

まずは、チューブを必要な長さに切り、コンロで両端を熱し溶けたところでつないで輪にする。「きつすぎると動かないし、ゆるいと伝わらない」。この加減に苦労。溶かしてつなぐ時に微妙に長さが変わるので、同じサイズを10本ぐらい作り調整していく。

「ああ、めんどくさい」。

でも、このめんどくさい作業が楽しいのだ。さすがにデジタルな部分が壊れるとどうしようもないけど、アナログな部分はボクでも十分修理出来る。YS-11の取材で整備士の方が、「YSの機体は、アナログ機械だから必ず原因を解決出来る。デジタルは、ブラックボックスでそうはいかない」と言っていたことを思い出した。

途中YSのことを考えてボンヤリしたり、空想の寄り道を楽しみながら修理完了。このCDプレーヤーにさらなる愛着が湧く。これからもよろしく。

2009年4月 3日 (金)

ギンギラ全体ミーティング&時間差3年計画

昼からギンギラ全体ミーティング。今年の予定がほぼ決まった。今週中にはHPで発表出来るかなと。すでに来年、再来年のことも決まりつつあるので、新たな3年計画は、「時間差」で着々と進んでいる。

この「時間差3年計画」というのは、常に新しいことに挑戦するための必殺技。新しいワクワクに挑戦するには、準備から始まってどうしても3年ぐらいかかってしまう。普通の3年計画でも大変だけど、しかしこれでは約10年で3つの事しか実現出来ない。

ボクは毎年、「今年から始まる3年計画」を立てることにしている。だから今年は、新計画の初年度であり、ある計画の踏ん張りどころである2年目であり、結果を出す3年目でもあるのだ。直線的にかつ、立体的にするというか。そうすると、イレギュラーなことがあっても、どうするか判断出来るし、日々必要なことが見えてくる。

形のないことを仕事にしているからこそ、時間に区切りをつけるのは大切なことだと思うわけ。

2009年4月 2日 (木)

人間ドックに行ってきた

耳が老化すると「高い音」が聞こえなくなるというのは知っていた。まあ、まだまだ先のことだろうと思っていたら、先月の人間ドック検査で、「左耳が聞こえにくくなっている」との指摘が。今日改めて耳鼻科で検査を受けたら、やはり、左耳だけ老化しているとのこと。先生曰く「うーん、どうしてかなぁ・・・なぜか、左耳だけ70歳ぐらいの聴力なんだよねぇ」だって!「普段聞こえない高い音だし、日常会話には全然問題ないから心配ないよ」との言葉がせめてもの救い。

しかし、左耳だけ70歳だなんて!!

現在43歳(間もなく44歳)、まだ50歳になる覚悟も出来ていないと言うのに、一気に70歳とは!体の一部分とは言え、自分の中に「70歳な部分」が存在することにショック。

左耳の件はショックだったけど、先月の人間ドックでは2つ嬉しいことを言われた。「内臓の血管年齢は20歳代です!若いですね」というのと、「肺活量が凄いですね。我が病院始まって以来ですよ!」の2つ。役者としては肺活量が多いのはいいんじゃないかな。

無理やりだけど、血管年齢の20歳と左耳年齢の70歳を足して2で割れば大体実年齢ぐらいということで。

大塚ムネトの不定期日記